F1 新型コロナウイルス問題:スペイン、非常事態を宣言
F1スペインGPを5月10日に控えるスペインで新型コロナウイルスによる非常事態が宣言された。

スペインのペドロ・サンチェス首相は3月14日(土)、新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて緊急閣議を開き、非常事態を宣言。これにより、特別な措置が可能となり、仕事や生活必需品の買い物など一部の例外を除きスペイン全土で外出を制限される。

公共放送によるとスペインの感染者は3月14日時点で6000人を超え、死者は190人を超えた。欧州ではイタリアに次ぐ数となっている。

ペドロ・サンチェス首相は記者会見で「我々はウイルスとの戦いにおける新たな段階に入る。激烈な措置には残念ながら代償が伴う」と理解を求めた。非常事態は15日間適用され、下院が承認すれば延長が可能となる。

F1スペインGP開催地となるバルセロナのカタロニア・サーキットは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための措置として少なくとも4月5日まで閉鎖されることが決まっている。

F1スペインGPの代表者はすでに延期された場合の選択肢を評価していると語る。

「これらの措置は、F1 Gran Premio de Espana 2020(5月8日~10日)のステージング期間には影響しないが、F1とFIAはグランプリカレンダーの変更を発表しており、F1とすでにさまざまな対応可能なオプションを分析している」とF1スペインGPの主催者は声明で述べた。

「バルセロナ・カタロニア・サーキットは、パンデミックの進展の監視を続け、さまざまな機関や保健当局と常に連絡を取り合い、適切な措置と推奨事項を実施し、訪問者の健康と安全を確保していく」

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カテゴリー: F1 / F1スペインGP