F1バーレーンGP フリー走行1回目 結果:メルセデスF1がワンツー発進
2020年のF1世界選手権 第15戦 F1バーレーンGPのフリー走行1回目が11月27日(金)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムを記録した。
2020年のF1世界選手権も残すは3戦。バーレーンでの2戦とアブダビで連戦となるトリプルヘッダーで幕を閉じる。その焦点の舞台となるバーレーン・インターナショナル・サーキットは、2004年に完成し、同年4月に最初のF1グランプリを開催。
コースは1kmのメインストレートと12のコーナーで構成され、優れた空力性能とトラクションが求められる。またコース全体で18メートルもの高低差があり、アップダウンがあちこちに配されている。2014年からは夕方にスタートが切られるトワイライトレースとして行われ、ドラマティックな戦いが繰り広げられる。サーキットは砂漠の中に位置しており、コース上には砂が舞うためにグリップが弱くなるほか、パワーユニットも砂の粒子による影響を防がねばならず、当地特有のチャレンジが待ち受けている。
ピレリは、F1バーレーンGPにC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)というレンジのなかで中間に位置するコンパウンドを持ち込んでいる。決勝ではC2とC3のいずれか1種類を使用しなければならない。また、今週はフリー走行1回目と2回目に2021年仕様のC3コンパウンドのテストが実施される。マーキングのないプロトタイプタイヤは各チームに2セットずつ配布され、2つのセッションで少なくとも6回のタイムドラップが義務付けられる。
金曜日のサヒールは曇り空。気温26.1度、路面温度27.2度、湿度58.9%のドライコンディションで90分間のFP1セッションはスタート。にわか雨も降ったが路面コンディションに影響を与えるほどではない。
FP1セッションでは、アルファロメオがキミ・ライコネンに代えてロバート・クビサ、ウィリアムズがジョージ・ラッセルに代わり、ロイ・ニッサニーを起用。いくつかのチームはセンサーをつけてセッションを開始。ピレリの2021年仕様のタイヤとともに勝手知ったるサーキットで来季にむけた準備にも当てているようだ。
タイヤプログラムはバラバラで折り返し地点になってもプロトタイプタイヤで走行するなど、予選や決勝では走行しない時間帯のセッションとは言え、各チームは意外にも(?)真剣にテストを実施している。そんな中、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーがミディアムで1分30秒049をマークして一時トップに立つが、すぐに同じミディアムを履いたメルセデス勢(ハミルトン/1分29秒033、ボッタスは1分29秒482)が1分29秒台に入れる。
マックス・フェルスタッペンはプロトタイプタイヤで最終コーナーでスピンを喫してフラットスポットを作り、ソフトタイヤに交換してセッションを進める。
フリー走行1回目のトップタイムはルイス・ハミルトン(メルセデス)の1分29秒033。2番手にもチームメイトのバルテリ・ボッタスが0.449秒で続き、メルセデスがワンツー体制で1回目のセッションを終了。イニシャルセットアップでしっかりと安定したタイムを出してくるあたりは流石チャンピオンチームと言える。
3番手は0.967秒差でレーシング・ポイントのセルジオ・ペレス。前戦F1トルコGPで2位表彰台を獲得したペレスが好調を維持した。4番手にはマクラーレンのカルロス・サインツが続いた。
5番手タイムはアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー。34周を走行してトップから1.016秒差となる1分30秒049をマーク。ホンダF1勢では最速タイムであり、カルロス・サインツからは0.031秒差の僅差だ。
6番手タイムはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。セッション後半はマシンを作業台に乗せてフロア部分をチェックする様子が多く、他のドライバーよりも早くにセッションを切り上げ、FP1で最少となる18周で走行を終えている。7番手にはチームメイトのアレクサンダー・アルボンが0.008秒差で続いた。
8番手にはエステバン・オコン(ルノー)、9番手にはランス・ストロール(レーシング・ポイント)、10番手にはダニエル・リカルド(ルノー)とコンストラクターズ3位をかけて争うチームが並んだ。フェラーリ勢もシャルル・ルクレールが11番手、セバスチャン・ベッテルが12番手につけている。
F1バーレーンGP フリー走行2回目はこの後24時(現地時間18時)から行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果
2020年のF1世界選手権も残すは3戦。バーレーンでの2戦とアブダビで連戦となるトリプルヘッダーで幕を閉じる。その焦点の舞台となるバーレーン・インターナショナル・サーキットは、2004年に完成し、同年4月に最初のF1グランプリを開催。
コースは1kmのメインストレートと12のコーナーで構成され、優れた空力性能とトラクションが求められる。またコース全体で18メートルもの高低差があり、アップダウンがあちこちに配されている。2014年からは夕方にスタートが切られるトワイライトレースとして行われ、ドラマティックな戦いが繰り広げられる。サーキットは砂漠の中に位置しており、コース上には砂が舞うためにグリップが弱くなるほか、パワーユニットも砂の粒子による影響を防がねばならず、当地特有のチャレンジが待ち受けている。
ピレリは、F1バーレーンGPにC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)というレンジのなかで中間に位置するコンパウンドを持ち込んでいる。決勝ではC2とC3のいずれか1種類を使用しなければならない。また、今週はフリー走行1回目と2回目に2021年仕様のC3コンパウンドのテストが実施される。マーキングのないプロトタイプタイヤは各チームに2セットずつ配布され、2つのセッションで少なくとも6回のタイムドラップが義務付けられる。
金曜日のサヒールは曇り空。気温26.1度、路面温度27.2度、湿度58.9%のドライコンディションで90分間のFP1セッションはスタート。にわか雨も降ったが路面コンディションに影響を与えるほどではない。
FP1セッションでは、アルファロメオがキミ・ライコネンに代えてロバート・クビサ、ウィリアムズがジョージ・ラッセルに代わり、ロイ・ニッサニーを起用。いくつかのチームはセンサーをつけてセッションを開始。ピレリの2021年仕様のタイヤとともに勝手知ったるサーキットで来季にむけた準備にも当てているようだ。
タイヤプログラムはバラバラで折り返し地点になってもプロトタイプタイヤで走行するなど、予選や決勝では走行しない時間帯のセッションとは言え、各チームは意外にも(?)真剣にテストを実施している。そんな中、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーがミディアムで1分30秒049をマークして一時トップに立つが、すぐに同じミディアムを履いたメルセデス勢(ハミルトン/1分29秒033、ボッタスは1分29秒482)が1分29秒台に入れる。
マックス・フェルスタッペンはプロトタイプタイヤで最終コーナーでスピンを喫してフラットスポットを作り、ソフトタイヤに交換してセッションを進める。
フリー走行1回目のトップタイムはルイス・ハミルトン(メルセデス)の1分29秒033。2番手にもチームメイトのバルテリ・ボッタスが0.449秒で続き、メルセデスがワンツー体制で1回目のセッションを終了。イニシャルセットアップでしっかりと安定したタイムを出してくるあたりは流石チャンピオンチームと言える。
3番手は0.967秒差でレーシング・ポイントのセルジオ・ペレス。前戦F1トルコGPで2位表彰台を獲得したペレスが好調を維持した。4番手にはマクラーレンのカルロス・サインツが続いた。
5番手タイムはアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー。34周を走行してトップから1.016秒差となる1分30秒049をマーク。ホンダF1勢では最速タイムであり、カルロス・サインツからは0.031秒差の僅差だ。
6番手タイムはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。セッション後半はマシンを作業台に乗せてフロア部分をチェックする様子が多く、他のドライバーよりも早くにセッションを切り上げ、FP1で最少となる18周で走行を終えている。7番手にはチームメイトのアレクサンダー・アルボンが0.008秒差で続いた。
8番手にはエステバン・オコン(ルノー)、9番手にはランス・ストロール(レーシング・ポイント)、10番手にはダニエル・リカルド(ルノー)とコンストラクターズ3位をかけて争うチームが並んだ。フェラーリ勢もシャルル・ルクレールが11番手、セバスチャン・ベッテルが12番手につけている。
F1バーレーンGP フリー走行2回目はこの後24時(現地時間18時)から行われる。
2020年 第15戦 F1バーレーンGP フリー走行1回目 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | ベストタイム | GAP | 周回 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分29秒033 | 40 | |
2 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分29秒482 | 0.449 | 41 |
3 | 11 | セルジオ・ペレス | レーシングポイント | 1分30秒000 | 0.967 | 31 |
4 | 55 | カルロス・サインツ | マクラーレン | 1分30秒018 | 0.985 | 31 |
5 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1分30秒049 | 1.016 | 34 |
6 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1分30秒294 | 1.261 | 18 |
7 | 23 | アレクサンダー・アルボン | レッドブル・ホンダ | 1分30秒302 | 1.269 | 34 |
8 | 31 | エステバン・オコン | ルノー | 1分30秒384 | 1.351 | 28 |
9 | 18 | ランス・ストロール | レーシングポイント | 1分30秒426 | 1.393 | 30 |
10 | 3 | ダニエル・リカルド | ルノー | 1分30秒508 | 1.475 | 30 |
11 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分30秒589 | 1.556 | 29 |
12 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分30秒628 | 1.595 | 24 |
13 | 88 | ロバート・クビサ | アルファロメオ | 1分30秒732 | 1.699 | 24 |
14 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース | 1分30秒832 | 1.799 | 28 |
15 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分30秒854 | 1.821 | 29 |
16 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分30秒896 | 1.863 | 27 |
17 | 26 | ダニール・クビアト | アルファタウリ・ホンダ | 1分31秒020 | 1.987 | 37 |
18 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分31秒392 | 2.359 | 27 |
19 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分32秒472 | 3.439 | 29 |
20 | 40 | ロイ・ニッサニー | ウィリアムズ | 1分32秒801 | 3.768 | 27 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果