レッドブルF1代表、ヘルムート・マルコの“新型コロナ合宿”計画を弁明
レッドブドのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、“新型コロナウイルス合宿”に関するヘルムート・マルコのコメントは、重症度が明らかになる前に行われたとものだと弁明した。

レッドブルのモータスポーツアドバイザーであり、ドライバー育成プログラムの責任者でもあるヘルムート・マルコは、ドライバーたちを意図的に新型コロナウイルスに感染させて免疫力をつけるために合宿を組もうとしたと発言して論争を巻き起こした。

生化学者のDouwe de Boerは、ヘルムート・マルの考え方を理解はできるものの、“人の命を弄ぶ”ことだとして公然と非難した。

だが、クリスチャン・ホーナーは、ヘルムート・マルコがコメントした当時、新型コロナウイルスの重症度は明らかではなかったと弁明した。

「ヘルムートが指摘したように、彼がそれを提起したとき、レッドブル内部からのサポートを得られなかった」とクリスチャン・ホーナーは BBC にコメント。

「それは多くの点で、パンデミックの深刻さを理解する前の何気ないコメントだった」

「レッドブルには多くのアスリートがいるが、現在行われているすべての行動に関する焦点は、これが若者、老人、脆弱な人々に影響を与える可能性があることだ。これは、適用される限定的なセクターではない」

「我々が取り組んでいる人工呼吸器プロジェクトのようなものは、我々がこれをどれほど真剣に受け止めており、その背後にどれだけの努力がなされているかを示している」

新型コロナウイルスのパンデミックにより、世界中で39,000人以上が死亡した。クリスチャン・ホーナーは、ヘルムート・マルコが発言した“新型コロナウイルス合宿”は、レッドブルによって真剣に議論された考えでは決してないことを明らかにした。

「ヘルムートのコメントは、重症度を理解する前に行われた。それが深刻な提案として議論または表にされたことは一度もない」とクリスチャン・ホーナーは語った。

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング