ランド・ノリス F1アメリカGP予選「キャリアのベストラップと断言できる」
ランド・ノリスは、F1で「これまでで最高の」ラップを記録し、F1アメリカグランプリのポールポジションを獲得した。

ノリスは、Q3で唯一の走行で素晴らしい走りを披露し、最初の2つのセグメントでトップタイムを記録していたマックス・フェルスタッペンよりも0.031秒速いタイムを記録した。

フェルスタッペンは2回目の走行で最初のセクターで最速タイムを記録したが、ジョージ・ラッセルが最終コーナー手前でクラッシュしてしまったため、セッションは突然終了した。

レッドブルに挑める位置にいるマクラーレンは、週末の序盤に予想外の苦戦を強いられていた中、意外な展開となった。

しかし、マクラーレンが改良したMCL38で改善が見られたにもかかわらず、ノリスは自身7度目のポールポジション獲得ラップまでは後れを取っていたと明かしている。

Q3での自身のラップについて尋ねられたノリスは、「おそらく僕のキャリアで最高のものだったと思う。本当に素晴らしいラップだった」と語った。

「2周目には『みんな、もうこれ以上は良くなりそうにない』という感じだったし、ある意味でハードルを上げ過ぎてしまった。マシンからすべてを引き出せた」

「今日の予選では、スプリントレースからかなりの変更を加えたし、間違いなく前進した。でも、まだまだ多くの問題を抱えている」

「少しリスクを冒して、さらに一歩前進する必要があることは分かっていた。そして、完璧にまとまった」

「でも、間違いなく繰り返し可能なラップではなかった。だから、今日は本当にここに来られるとは思っていなかったので、とても嬉しい」

ランド・ノリス マクラーレン F1 アメリカグランプリランド・ノリスは、マックス・フェルスタッペンとフロントローを共有する。

ノリスはフェルスタッペンを打ち負かすために賭けに出る必要があった
ランド・ノリスは、フェルスタッペンと互角に戦うためには、サーキット・オブ・ジ・アメリカズの高速区間でより多くのリスクを取る必要があることを認識していたと明かした。

レッドブルのドライバーを上回るためにどこでタイムを稼いだのかと詰め寄られたノリスは、「正直に言うと、あらゆる場所で少しずつだ」と答えた。

「でも、高速域は少しレッドブルと比較すると苦戦している部分だ。特にマックスは第1セクターと高速域で非常に速い」

「だから、それを少し抑えることが良いスタートだった。そして、ブレーキング、最終セクター、ターン12から16にかけて、どこか1か所でもミスをすれば、すべてがすぐに台無しになってしまう」

「週末を通じて、おそらく最初で最後となるだろうが、すべてがうまくかみ合った」

「でも、そうだね、完璧にまとまった。だから、とてもとてもいいラップだった。おそらく、自信を持って言えるが、僕のキャリアで最高だ」

ノリス、レースペースに懸念
ランド・ノリスは、スプリントの終盤でタイヤデグラデーションの問題を抱え、それが2位という結果につながったことを認めている。

そのことがメインレースで再び起こる可能性について尋ねられたノリスは、「かなり大きな問題だ。もう二度と起こしたくない。だから様子を見よう」と語った。

「それほどひどい状況だとは思わない。特定の出来事が原因でそうなったのだと思う」

「マシンはかなり改善できたと思う。昨日はポールポジションに肉薄できるような競争力はまったくなかったが、今日はある意味でそれができた」

「まだ少し遅れていると思うが、いい位置にいる」

「だから、昨日と今日でマックスに対する我々のペースは、もう少し似てきたと思う」

「おそらく今日はフェラーリとメルセデスがもう少し速いと思っていた」

「でも、週末の序盤に彼らはマシンからもう少し多くを引き出せたのかもしれないし、僕たちはスプリントと今でより大きな一歩を踏み出せた」

「だから、少しは追いついたのかもしれないけど、レースはタフになるだろう。フェラーリは今日のレースでは、デグラデーションにもかかわらず非常に速かった」

「マックスはマックスだ。いつも言っているように、マックスはマックスで、彼らは速いだろう。だからワクワクしている。良い戦いになるだろうし、おそらく見る価値のあるものになるだろう」

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カテゴリー: F1 / ランド・ノリス / マクラーレンF1チーム / F1アメリカGP