アイザック・ハジャー F1アメリカGP予選Q1クラッシュ「本当に許されないミス」

今季ここまで19戦中17戦でQ2進出、さらに12戦ではトップ10入りを果たしてきたハジャーにとって、この早すぎる敗退は極めて珍しいものとなった。
クラッシュ後、ハジャーはコクピットの中でステアリングを叩き、悔しさを露わにした。
「大丈夫だよ。とにかくびっくりするようなスナップだった。あの瞬間、どうやってもキャッチできなかった」とハジャーはF1TVに語った。
「ただ、コーナーに入る前の判断には改善できる点があったと思う。自分のミスだ。正直、許されないことをしてしまった。」
今季のルーキー勢の中で最も安定した結果を残しているハジャーは、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリに次ぐ存在として評価されている。その一貫した速さは、次期レッドブルのシート争いにも影響を与える可能性がある。
「このマシンは本当に速い。それだけに、他の人たちが走っているのをベンチで見ているのは辛いんだ」とハジャーは続けた。
「自分も早く走りたい。その気持ちが強いだけに、今日は本当に悔しい。」

分析:安定感を誇るルーキーに訪れた痛恨の一撃
ハジャーは今季、ルーキーながら予選での平均順位が極めて高く、レーシングブルズの成績を支える存在だった。今回のクラッシュは、風の影響でバランスを崩した一瞬のミスにすぎないが、彼の成長曲線にとって貴重な教訓となるだろう。
レッドブル陣営ではすでに2026年シートの動向を見据えた評価が進む中、ハジャーの潜在能力は依然として高く評価されている。再び冷静さを取り戻し、次戦でそのスピードを証明できるかが注目される。
カテゴリー: F1 / アイザック・ハジャー / F1アメリカGP / ビザ・キャッシュアップRB