ハースF1、ロマン・グロージャンのみ空力アップグレード投入で様子見
今シーズン、ハースF1チームはピレリの2019年F1タイヤを適切な作動ウインドウに入れることに苦労しており、特にレースペースに大きな影響が出ている。
ハースF1チームのプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、何が問題であるかは理解しているものの、まだ問題を解決するための解決策はないと述べている。
そのため、F1スペインGPでVF-19に投入される空力アップグレードがタイヤ問題に与える影響についての混乱をさけるため、金曜日のフリー走行でロマン・グロージャンのマシンにのみ投入。ケビン・マグヌッセンは古い仕様のままで走行することを決定した。
「明日は1台のマシンを旧スペック、もう一台を新スペックで走らせる。比較するためだ」とギュンター・シュタイナーはコメント。
「新スペックに問題がある場合に少なくとも比較することができる。新スペックに2台のクルマを装着して問題が発生した場合、それがタイヤなのか、それとも新しいスペックによるものなのかわからなくなる」
「そのため一台ずつ進めていく。すべてが計画に進んだ場会、金曜日の夜に2台目のマシンをコンバートすることができる」
「我々はすべてのパーツを手に入れちる。意図的にバック・トゥ・バックを行って、タイヤの問題と混同しないようにしたかった」
ハースF1チームのアップデートには、新しいフロア、フロントウイング、バージボード、ミラーが含まれている。
ギュンター・シュタイナーは、ハースF1チームとしてタイヤ問題の理解について進歩を遂げているが、まだ解決策があるわけではないと繰り返し述べた。
「必要なものはわかっているが、入手方法はわかっていない。そう言えるくらいシンプルなことだ」とギュンター・シュタイナーはコメント。
「タイヤに熱を入れてウインドウに入れる必要があるだけだ。シンプルすぎるように聞こえるかもしれない、なぜそれをしないのか尋ねたくなるだろう。答えはタイヤに熱を入れることがわかっていないということだ」
「我々だけではないが、我々は他の人々よりも影響を受けている可能性がある。それは完全に認めている」
カタロニア・サーキットは、バクーよりもタイヤへの入力が高いコーナーがあるため、ギュンター・シュタイナーは前回のレースほど悪くはないはずだと期待している。
「さらに悪くなることはないだろう。バクーは最悪だったと思っている」とギュンター・シュタイナーはコメント。
「あのような3レースを終えた後はいくらか自信を失うものだ。『ここで元気になるでしょう』と言えるようなものではない」
「ここで大丈夫なはずだ。テストでは問題なかったし、オーストラリアでも大丈夫だった。そして今、もし後退するのであれば、『何が起こった？』となるだろうね」
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