モハメド・ビン・スライエムFIA会長 「2026年にF1マシンの軽量化を図る」
FIA(国際自動車連盟)のモハメド・ビン・スライエム会長が、2026年に導入される次世代技術規則ではF1マシンの軽量化を図ると語った。

2026年シーズンのパワーユニットレギュレーションはすでに決定しているが、シャシーレギュレーションについては現在協議中だ。元ラリードライバーのベン・スラエムは、マシンの重量が減ることを切望しているという。

「私自身もラリーを走ったことがあるが、重いマシンは勘弁だ!それがいつも気になっていた」とビン・スライエムはMotorsport Totalのインタビューで語った。

「クルマは軽い方がいい。自分が何について話しているかは分かっている」

「車重が重くなれば、サスペンションが損なわれ、ブレーキが効かなくなり、タイヤの摩耗が早くなる。そして、重量が重くなればなるほど、クラッシュの危険性は増す」

2001年、F1マシンの最低重量は600kgだった。2023年の最低重量はドライバーを含めて798kgであり、テクニカルチームはマシンの寸法が縮小されない限り、2026年にこれを達成するのは難しいと考えている。

「すでにFIAのチームと話しました」とビン・スライエムは語った。

「我々はより軽い車を望んでおり、エンジンからのより良いサウンドも望んでいる。それは最終的にはFIA次第だ」

もしステファノ(ドメニカリ、F1グループCEO)がそれを望むなら、それは構わない。だが、FIAが決めることだ。我々はそれを実行する。FOMやチームがそう望んでいるからではない。それがスポーツにとって正しいことだからだ」

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カテゴリー: F1 / F1マシン / FIA(国際自動車連盟)