2022年F1マシン:新車発表スケジュール…6チームが発表日を告知
2022年のF1世界選手権を戦う各F1チームの新車の発表日が近づいてきた。
F1は、マシン同士がより接近戦ができるようにするために新レギュレーションでコンセプトを一新。F1マシンの基本設計は、空力に依存する哲学からグラウンドエフェクトカーに移行し、F1チームは勢力図を変える大きなチャンスだと捉えられている。
2022年のF1プレシーズンテストは2月23日からバルセロナのカタロニア・サーキットでスタート。それに先駆けて、各チームの新車発表のスケジュールが明らかになってきた。
現時点ではアストンマーティンが全チームに先駆けて『AMR22』を2月10日(水)に発表。各チームの車名は未定のフェラーリ、開発順によって1つ前の連番が採用されるアルファロメオ以外は、前年マシンからの連番となっている。
2022年 F1新車発表スケジュール
アストンマーティン(AMR22):2月10日(水)
マクラーレン(MCL36):2月11日(金)
アルファタウリ(AT03):2月14日(月)
フェラーリ(未定):2月17日(木)
メルセデス(W13):2月18日(金)
アルピーヌ(A522):2月22日(火)
アルファロメオ(C40):未定
レッドブル(RB18):未定
ハース(VF-22):未定
ウィリアムズ(FW44):未定
2022年 F1プレシーズンテスト
第1回:2月23日(水)~25日(金)
カタルーニャ・サーキット / スペイン
第2回:3月10日(水)~12日(金)
バーレーン・インターナショナル・サーキット / バーレーン
メルセデス (マシン名)W13 (発表日)2月18日
メルセデスF1にとって13台目のマシンとなる『W13』。昨年、チームは6月の段階ですでに2022年F1マシンの開発にシフト。第10戦F1イギリスGPが最後の大幅アップデートとなった。シーズン後半にはエンジンに信頼性の問題が発生したが、あえて修正はせず、2022年に焦点を合わせた。W13は全チームに先駆けてエンジンの初始動を終えており、順調な開発をアピール。また、W13は過去2シーズンで採用したブラックではなく、“シルバーアロー”のカラーリングが復活すると噂されている。
レッドブル (マシン名)RB18 (発表日)未定
マックス・フェルスタッペンが最終戦までタイトルを争ったことでメルセデスF1とは対照的にシーズン後半までアップデートを投入し続けたレッドブル。だが、エイドリアン・ニューウェイ率いるデザインチームは新レギュレーションの解釈に自信をみせている。2021年は前年のシャシーを使用したため『RB17』という名称は欠番にして『RB16B』というマシン名を使用。RB18は18台目のマシン。エンジンはレッドブル・パワートレインズの名称となるが、中身はホンダF1が開発を続けているホンダ製となる。新車発表日は未定だが、ソーシャルメディアなどを活用したユニークなローンチを告知している。
フェラーリ (マシン名)未定 (発表日)2月17日
2021年はコンストラクターズ3位までポジションを取り戻したフェラーリ。上位勢のなかでは最も早く2022年F1マシンに焦点を当てていることを公言してきた。シーズン後半には新開発の2022年F1パワーユニットのハイブリッドシステムを投入してデータ取りを実施。シャシー面でも“多くの革新”がもたらされるとし、アグレッシブなノーズデザインやプルロッド式サスペンションの採用が噂されている。例年通り、マシン名は発表会まで非公開。新車は2月17日にお披露目される。
マクラーレン (マシン名)MCL36 (発表日)2月11日
近年、競争力を取り戻しつつあるマクラーレン。昨年はメルセデス製F1エンジンへのスイッチによってシャシーに変更を加えられないハンデを背負ったが、それでもランキング4位でフィニッシュ。今年はメルセデスのF1エンジンの理解度も進み、専用のシャシー設計ができることからダークホースとして考えられている。すでにエンジンは初始動済。2月11日にマクラーレン・テクノロジーセンターでお披露目される。
アルピーヌ (マシン名)A522 (発表日)2月22日
ルノー時代から新レギュレーション導入にむけてエンジン開発を行ってきたアルピーヌ。新型コロナウイルスの延期によって新レギュレーションが1年延期されたことで、本来なら2010年に導入される予定だった新型F1エンジンが満を持しての登場となる。マシン名、発表日ともに未定だが、アルピーヌF1の初代F1マシンである『A521』は、アルピーヌ A500にちなんだ記号が与えられ、『A522』の22は2022年を表す。2022年にはBWTがスポンサーに着くとされ、ピンクのカラーがマシンに取り入れられると噂されている。
アルファタウリ (マシン名)AT03 (発表日)2月14日
これまでレッドブルの型落ちパーツを成熟させてきたアルファタウリだが、レギュレーションが一新される今季はレッドブル RB18のパーツを導入。ギアボックス、油圧、リアサスペンションがレッドブル RB18と同じものとなる。エンジンもレッドブル・パワートレインズが運用するホンダ製を搭載。アルファタウリにブランド変更して3台目となる『AT03』という名称が与えられる。
アストンマーティン (マシン名)AMR22 (発表日)2月10日
アストンマーティンに名称を変えてから2台目となる『AMR22』。レーシング・ポイント時代にメルセデスF1のコンセプトをコピーし、2年が経過したことでチャンピオンチームのコンセプトの理解度は増している。初年度のレーシンググリーンはテレビ映えがよくなく、AMR22ではよりビビットなカラーリングへの変更が計画されている。
ウィリアムズ (マシン名)FW44 (発表日)未定
昨年は競争力を挙げたウィリアムズ。2022年マシン『FW44』はエンジンに加えて、ギアボックスもメルセデス製を使用する。ウィリアムズはミュールカーを用意できなかったことで18インチタイヤのテストを唯一行っていない。
アルファロメオ (マシン名)C40 (発表日)未定
2022年F1マシンを先に開発していたことで、昨年マシンは『C41』だったが、2022年F1マシンは『C40』という名称が採用される予定となっている。
ハースF1 (マシン名)VF-22 (発表日)未定
ハースF1の新車『VF-22』はフェラーリの敷地内に設置されたデザインオフィスで設計された初号機となる。近年、フェラーリF1との技術提携が強化されており、VF-22はレギュレーションで許される限りフェラーリの2022年F1マシンをパーツを購入して組み立てられることになるはずだ。2021年の開発をせずに2022年F1マシンの開発に焦点を終えたすでにVF-22はクラッシュテストに合格しており、最後尾からの脱出を目指す。
カテゴリー: F1 / F1マシン
F1は、マシン同士がより接近戦ができるようにするために新レギュレーションでコンセプトを一新。F1マシンの基本設計は、空力に依存する哲学からグラウンドエフェクトカーに移行し、F1チームは勢力図を変える大きなチャンスだと捉えられている。
2022年のF1プレシーズンテストは2月23日からバルセロナのカタロニア・サーキットでスタート。それに先駆けて、各チームの新車発表のスケジュールが明らかになってきた。
現時点ではアストンマーティンが全チームに先駆けて『AMR22』を2月10日(水)に発表。各チームの車名は未定のフェラーリ、開発順によって1つ前の連番が採用されるアルファロメオ以外は、前年マシンからの連番となっている。
2022年 F1新車発表スケジュール
アストンマーティン(AMR22):2月10日(水)
マクラーレン(MCL36):2月11日(金)
アルファタウリ(AT03):2月14日(月)
フェラーリ(未定):2月17日(木)
メルセデス(W13):2月18日(金)
アルピーヌ(A522):2月22日(火)
アルファロメオ(C40):未定
レッドブル(RB18):未定
ハース(VF-22):未定
ウィリアムズ(FW44):未定
2022年 F1プレシーズンテスト
第1回:2月23日(水)~25日(金)
カタルーニャ・サーキット / スペイン
第2回:3月10日(水)~12日(金)
バーレーン・インターナショナル・サーキット / バーレーン
メルセデス (マシン名)W13 (発表日)2月18日
メルセデスF1にとって13台目のマシンとなる『W13』。昨年、チームは6月の段階ですでに2022年F1マシンの開発にシフト。第10戦F1イギリスGPが最後の大幅アップデートとなった。シーズン後半にはエンジンに信頼性の問題が発生したが、あえて修正はせず、2022年に焦点を合わせた。W13は全チームに先駆けてエンジンの初始動を終えており、順調な開発をアピール。また、W13は過去2シーズンで採用したブラックではなく、“シルバーアロー”のカラーリングが復活すると噂されている。
レッドブル (マシン名)RB18 (発表日)未定
マックス・フェルスタッペンが最終戦までタイトルを争ったことでメルセデスF1とは対照的にシーズン後半までアップデートを投入し続けたレッドブル。だが、エイドリアン・ニューウェイ率いるデザインチームは新レギュレーションの解釈に自信をみせている。2021年は前年のシャシーを使用したため『RB17』という名称は欠番にして『RB16B』というマシン名を使用。RB18は18台目のマシン。エンジンはレッドブル・パワートレインズの名称となるが、中身はホンダF1が開発を続けているホンダ製となる。新車発表日は未定だが、ソーシャルメディアなどを活用したユニークなローンチを告知している。
フェラーリ (マシン名)未定 (発表日)2月17日
2021年はコンストラクターズ3位までポジションを取り戻したフェラーリ。上位勢のなかでは最も早く2022年F1マシンに焦点を当てていることを公言してきた。シーズン後半には新開発の2022年F1パワーユニットのハイブリッドシステムを投入してデータ取りを実施。シャシー面でも“多くの革新”がもたらされるとし、アグレッシブなノーズデザインやプルロッド式サスペンションの採用が噂されている。例年通り、マシン名は発表会まで非公開。新車は2月17日にお披露目される。
マクラーレン (マシン名)MCL36 (発表日)2月11日
近年、競争力を取り戻しつつあるマクラーレン。昨年はメルセデス製F1エンジンへのスイッチによってシャシーに変更を加えられないハンデを背負ったが、それでもランキング4位でフィニッシュ。今年はメルセデスのF1エンジンの理解度も進み、専用のシャシー設計ができることからダークホースとして考えられている。すでにエンジンは初始動済。2月11日にマクラーレン・テクノロジーセンターでお披露目される。
アルピーヌ (マシン名)A522 (発表日)2月22日
ルノー時代から新レギュレーション導入にむけてエンジン開発を行ってきたアルピーヌ。新型コロナウイルスの延期によって新レギュレーションが1年延期されたことで、本来なら2010年に導入される予定だった新型F1エンジンが満を持しての登場となる。マシン名、発表日ともに未定だが、アルピーヌF1の初代F1マシンである『A521』は、アルピーヌ A500にちなんだ記号が与えられ、『A522』の22は2022年を表す。2022年にはBWTがスポンサーに着くとされ、ピンクのカラーがマシンに取り入れられると噂されている。
アルファタウリ (マシン名)AT03 (発表日)2月14日
これまでレッドブルの型落ちパーツを成熟させてきたアルファタウリだが、レギュレーションが一新される今季はレッドブル RB18のパーツを導入。ギアボックス、油圧、リアサスペンションがレッドブル RB18と同じものとなる。エンジンもレッドブル・パワートレインズが運用するホンダ製を搭載。アルファタウリにブランド変更して3台目となる『AT03』という名称が与えられる。
アストンマーティン (マシン名)AMR22 (発表日)2月10日
アストンマーティンに名称を変えてから2台目となる『AMR22』。レーシング・ポイント時代にメルセデスF1のコンセプトをコピーし、2年が経過したことでチャンピオンチームのコンセプトの理解度は増している。初年度のレーシンググリーンはテレビ映えがよくなく、AMR22ではよりビビットなカラーリングへの変更が計画されている。
ウィリアムズ (マシン名)FW44 (発表日)未定
昨年は競争力を挙げたウィリアムズ。2022年マシン『FW44』はエンジンに加えて、ギアボックスもメルセデス製を使用する。ウィリアムズはミュールカーを用意できなかったことで18インチタイヤのテストを唯一行っていない。
アルファロメオ (マシン名)C40 (発表日)未定
2022年F1マシンを先に開発していたことで、昨年マシンは『C41』だったが、2022年F1マシンは『C40』という名称が採用される予定となっている。
ハースF1 (マシン名)VF-22 (発表日)未定
ハースF1の新車『VF-22』はフェラーリの敷地内に設置されたデザインオフィスで設計された初号機となる。近年、フェラーリF1との技術提携が強化されており、VF-22はレギュレーションで許される限りフェラーリの2022年F1マシンをパーツを購入して組み立てられることになるはずだ。2021年の開発をせずに2022年F1マシンの開発に焦点を終えたすでにVF-22はクラッシュテストに合格しており、最後尾からの脱出を目指す。
カテゴリー: F1 / F1マシン