フェルナンド・アロンソ F1 マクラーレン・ホンダ
フェルナンド・アロンソは、ホンダのF1エンジンのトラブルによってまた厳しいシーズンに耐えることになりそうだが、少なくとも2017年F1マシンのドライビングは楽しいと述べた。

マクラーレンは4年間勝利を味わっておらず、ホンダは、2017年のパフォーマンス向上を目指して、パワーユニットのレイアウトを再設計した。

しかし、プレシーズンテストでは、そのホンダの新型F1パワーユニットにトラブルが多発し、フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンは本格的な走行ができず、マクラーレン・ホンダの最長での連続走行はわずか11周だった。

F1オーストラリアGPの木曜記者会見に出席したフェルナンド・アロンソは、テストでは限界に近づくことさえできなかったため、メルボルンでマクラーレン・ホンダのポジションについてもっとわかってくるだろうと述べた。

「テスト期間しか走っていないので、開幕戦でもう少し状況はクリアになってくるだろう。自分たちが正確にどの位置にいるかはクエスチョンマークだからね」

「テストではいろいろな問題によってどのラップも限界近くまでクルマをプッシュすることはできなかった。僕たちが良い週末を過ごせるか、クルマのポテンシャルをもう少し見ることができるか見てみよう。僕たちがどの位置にいるかわかればいいね。それでも、僕たちにとっては長い道のりだし、やらなければならなことはたくさんある」

「チームは状況を改善し、やれる限り頑張って、問題を特定して、そのエリアを改善するためにずっと100%で作業してきたと思う。この数週間は全員が最大限で頑張ってきた。明日コース上でもっと見つけられるか見てみよう」

今年がマクラーレンとの契約最終年となるフェルナンド・アロンソは、新世代のF1マシンが気に入らなければ、F1を引退するかもしれないと以前に述べていた。

だが、フェルナンド・アロンソは、ダウンフォースが増加し、速いラップタイムを刻めるようになった新車を楽しんでいると強調。競争力の欠如がその楽しさを損なうことはないと述べた。

「いいや、2つの別々のものがあると思う」とフェルナンド・アロンソは語る。

「1つはどれくらい楽しいか、このクルマがコーナリングスピードでどれくらいアドレナリンを与えてくれるかだ。ここ数年と比較して、僕たちドライバーだけでなく、観客、ここのグランドスタンドの人たち、テレビで観ている人たちにとっても良い前進だと思う。見応えはあると思う」

「当然、スポーツマンはみんな競争的だ。今の僕たちのようにシーズン開幕戦のレースに到着するとする。その喜びは、競争力があれば感じられるものだ。今年、僕たちがどれくらい競争力があるか見てみよう」

2015年のF1日本GPではホンダのF1エンジンを“GP2エンジン”と斬り捨てたフェルナンド・アロンソは、最後にまた捨て台詞を残して会見を終えた。

「少なくとも一人で運転しているときは新車を楽しむことができる」

「近くにクルマがいて、彼らの方がずっと速ければ、楽しくはなくなるけどね・・・」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / ホンダF1 / マクラーレンF1チーム