F1 メルセデス
メルセデスが新たに投入した“フェーズ2”F1エンジンに信頼性問題の兆候が出ている。

メルセデスはF1カナダGPで今シーズン初めてとなるエンジンアップグレードを投入したが、フリー走行3回目にレーシングポイントのランス・ストロールに搭載された新しいエンジンは豪快にブローした。

翌日の決勝日にはレース前にメルセデスのルイス・ハミルトンのマシンに油圧漏れのトラブルが発生。チーム代表のトト・ヴォルフは“レースができるのか、フィニッシュできるのかすら確証はなかった”と語っている。

ルイス・ハミルトンも「エンジンの問題によってレースをスタートできないところだった」とコメント。

「スタッフは、本当に懸命に仕事をしてくれた。エンジンを分解して、再構築する必要がった。とてもミスをしやすい作業だった」

Auto Motor und Sport の報道によると、検査官は厳正な“パルクフェルメ”ルールに則ってメルセデスのシステムが同じパーツに交換されたかを確認しなければならなかったと伝えている。

ルイス・ハミルトンは、レース前のウォールアップラップで修理されたエンジンを発進ささせようとした際、アンチロールシステムが起動していた。

ルノーは、FIAにルイス・ハミルトンとピットウォールとの間で交換された無線メッセージが合法であるかどうかをFIAに問い合わせていた。

「我々はルイス・ハミルトンに与えられた答えが技術的な指令が違反していると考えた」とルノーのアラン・パーメインは認める。

FIAはルイス・ハミルトンにペナルティを科さなかった。

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1