ランド・ノリス マクラーレンF1『MCL38』の偽装に「詳細を見せる必要ある?」
ランド・ノリスは、マクラーレンが2024年F1マシン『MCL38』の詳細をあまり見せたがらないのは、このスポーツが「パフォーマンスの勝負」だからだと語った。

マクラーレンは水曜日にシルバーストーンでMCL38を発表したが、メディアの取材には一切応じず、エアロダイナミクスの詳細を偽装したような写真を公開しただけだった。

なぜこれほどまでに慎重なのかと尋ねられたノリスは、可能な限り長く知的財産を守るためだと答えた。

「それができるからだ!」とノリスは語った。

「パフォーマンスのゲームだからね。なぜ何かを差し出したいと思う? マシンがどのように見えるかはわかると思う。でも、残りは2週間かそこらでわかる。だから、我慢してよ」

ノリスのチームメイトであるオスカー・ピアストリは、今週初めにレッドブルが木曜夜の発表イベントを前にシルバーストンを走ったことに言及し、「少なくとも、他のチームとは違って、コース上での走行前にマシンを見せたんだ!」と付け加えた。


マクラーレンのチーム代表のアンドレア・ステラは、昨年はウォーキングの拠点でメディア向けのイベントを開催していたため、何か違うことをしたいというチームの単純な選択だったと語った。

「最近、チームが昨年のようなスタイルでマシンを発表するのを目にするようになった」とステラは語った。

「ショーが行われたり、劇場やMTC、ライブストリーミングで発表されたりね」

「しかし、時にはもっと控えめにクルマを発表したい場合もある。このようなアプローチは時間をかけて交互に行うこともできる。昨年のような華やかなものから、今年は控えめなものへとね」

「これは技術面や運営面だけでなく、マーケティングや商業的な側面もある。F1は大きなビジネスであり、技術的な面だけでなく、さまざまな要求やアプローチを考慮する必要がある」

これまで見てきたクルマが代表的なものかと問われたステラは「かなり正確だと言えるだろう。あまりショッキングなものは用意されていない」と付け加えた。

ステラはまた、彼自身がライバルカーを観察したところ、過去2シーズンよりも似ているようだと述べ、それがより接近したフィールドに反映されている可能性があるとも指摘した。

「この新しいレギュレーションが導入された最初の年に基づけば、初期のマシンの写真を見る限り、微細な形状は収束し始めているようだ」とステラは語った。

「同時に、パフォーマンスの多くは実際には細部やミリ単位の勝負にあるため、マシンが似始めたからといって必ずしもパフォーマンスが収束するというわけではない」

「しかし、これが最初の重要な要素になることは確かだ。だから、私はいくつかの収束を期待している」

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カテゴリー: F1 / ランド・ノリス / マクラーレンF1チーム