ルイス・ハミルトン 後継アントネッリのF1初ポールを称賛「批判を黙らせた」
ルイス・ハミルトンは、キミ・アントネッリがF1マイアミGPで自身初のポールポジションを獲得したことについて、「心が温かくなった」と語り、メルセデスで自身の後継者となったアントネッリが「批判を黙らせた」と称賛した。

アントネッリにとってF1デビューからわずか6戦目での快挙であり、ランド・ノリスやマックス・フェルスタッペンからもその成果が認められた。

メルセデスで12シーズンを過ごした後にフェラーリへ移籍したハミルトンは、アントネッリと長年のレースエンジニアであるピーター・ボニントンが映った動画をInstagramに投稿した。

6度のドライバーズタイトルをメルセデスとともに獲得したハミルトンは、自らの後任としてアントネッリを起用するよう、より実績のある候補ではなく若手を選ぶようにチームに働きかけていた。

ハミルトンは、マイアミ・インターナショナル・オートドロームでのアントネッリの注目の活躍が、その選択に対する懐疑的な声を打ち消したと信じている。

「この動画を見て本当に心が温まったから投稿したんだ」と、ハミルトンはMotorsport Weekを含むメディアに対して語った。

「僕はあのチームにとても長くいた。ボノ(ボニントン)は本当に最高の存在だし、もっと経験豊富なドライバーを起用すべきだという声も多かったけど、それでも努力を続けてポールを獲得した。それはすべての批判を黙らせるものだ。僕はそういう“アンダードッグ”が結果を出す姿が大好きなんだ。素晴らしい物語だよ」

アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

「F1という旅を楽しんで」アントネッリにアドバイス
アントネッリのスプリントレースは、ターン1で順位を落とし、さらにマックス・フェルスタッペンがピットレーンで危険なリリースを受けたことで不運に見舞われた。

しかし、前方集団にペナルティが科されたことによりポイント圏内でフィニッシュし、その後の本予選ではチームメイトのジョージ・ラッセルを上回って3番グリッドを獲得した。

決勝では6位まで順位を落としたものの、ハミルトンはアントネッリがこの先も成功を収めていくことを願いつつ、「その過程を楽しむことを忘れないでほしい」と語った。

「彼には今のままを続けてほしい。彼は自分が何をすべきかを分かっていると思う。そして、その道のりを楽しみ続けてほしい」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1 / アンドレア・キミ・アントネッリ