エイドリアン・ニューウェイ
レッドブルのデザイナーであるエイドリアン・ニューウェイは、2014年以降もレッドブルがF1での優勢を維持できるかわからないと考えている。

セバスチャン・ベッテルとレッドブルは、F1インドGPで4年連続のダブルタイトルを獲得。今後は大幅なレギュレーション変更が行われる2014年にむけて“RB10”の開発に焦点を移していくことになるだろう。

2014年は、全員にとって白紙の状態のスタートとなるが、エイドリアン・ニューウェイは、考慮すべき変数があまりに多いと述べ、レッドブルが過去4年間のような優勢を続けられるかどうかはわからないと考えている。

「そうできるかもしれないが、どうなるかわからない。ルール変更が関わってくる部分だろう?」とエイドリアン・ニューウェイはコメント。

「これまでにも何とかしてきたが、今回は空力に大きな変化がある。2009年ほどではないが、非常に重要だ。また、エンジンパッケージも、我々からすればインストールするには非常に複雑なパッケージだ」

「ルノーとしても、現時点で3つのメーカーのどこか1つが他に対して大きな利益を得ることになるかまったくわからない状況だ。シーズンスタート開幕時には信頼性も大きな問題になるだろう」

2014年規約のどの部分が最も大きな影響を与えるかと質問されたエイドリアン・ニューウェイは「最終的には規制部分だ」と述べた。

「来年のような大きなレギュレーション変更があるときには、このようなエキサイティングで異なる変化がある。しかし、じっくりと詳細を見れば、実際は規制に次ぐ規制だ。来年、ビームウイングが禁止され、ノーズもより制限される。フロントウイングが狭くなるのは規制ではない。ただの変更だ。ノーズとビームウイングは疑いようのない規制だ。そして、もちろんエキゾーストも最も重要な部分だ」

また、エイドリアン・ニューウェイは、2014年レギュレーションのもとで見た目の優れたマシンを生み出すのには苦戦するかもしれないと認める。

「新規約ではチャレンジングになる。それは間違いない!」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング