フェラーリ
フェラーリは今夏、シーズン序盤に影響を及ぼしたデータの相関関係の問題を解決するために風洞の開発アップグレードを予定している。

フェラーリは、序盤戦でマシンに装着したアップグレードが風洞が示唆していたダウンフォース増加を届けていないことを発見。

ケルンにある旧トヨタF1チームの風洞の使用を含め、問題を詳細に分析した結果、マラネロの風洞が間違ったデータを弾き出していることが原因であることを突き止めた。

状況を改善するために風洞にはすでに改良が実施されているが、フェラーリのテクニカルディレクターを務めるアルド・コスタは、今年後半に大幅なアップグレードを計画していることを明らかにした。

「風洞に問題が生じることは珍しくはないが、残念ながら多くの注目が集まるときに起こってしまった」

「今日のマシンはヴォーテックス面で多くのエリアがかなり複雑になっているので、うまく働いていない場所がいくつかあった。そんため、風洞を見直さなければならなかった。それ以上の具体的な風洞の構造面については望んでいなかった」

「加えて、器材自体のより詳細なエリアを再設計しなければならない。おそらくそれは8月の休み後、9月か10月になるだろう」

アルド・コスタは、トヨタの施設がフェラーリの問題の原因を究明するのに役立ったと求めた。

「トヨタの風洞で調査を行ったことで、3つの異なる環境(2つの風洞とトラック)を比較することができた。CFDもあるので4つだ」

「理解という点で我々はかなり良い進歩を遂げたと思うし、9〜10月までには風洞とトラックの相関関係において非常に良い接点を成し遂げられると期待している」

今年の遅れを取り戻すには遅すぎないかという質問には「すでにかなり多くの問題を解決しているし、理解を深めている。現時点で(風洞は)うまく働いている」とアルド・コスタはコメント。

「我々は連続的に風洞を改善しているし、今後数カ月間も作業は行われる。ここ数カ月の作業は、今回の問題を解決してくれるだろう」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ