レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、雨で大混乱に陥ったF1ドイツGPで勝利を手にできたのは、チームとのコミュニケーションが良く、状況の変化に対して適切なタイヤ判断ができたためだと語る。マックス・フェルスタッペンは、今季初のウエットレースとなり、4回のセーフティカーが入った大波乱のレースでウエットとドライタイヤを定期的に交換する5回のピットストップ戦略で勝利。レッドブルとホンダF1に今季2勝目をもたらした。
マックス・フェルスタッペンの勝利は、インターミディエイトからミディアムに交換して最終セクターでスッピンした際に離れていったかに見えたが、直後のインターミディエイトタイヤへの交換でメルセデスの2台の前に出ることに成功。他のライバルの多くがクラッシュするなか、その後のレース後半を支配し、自身7勝目を手に入れた。「とてもトリッキーだった。僕たちはかなり集中していなければならなかったし、ミスをする余裕はなかった。レースを終えた今だからこそ、観客のための360度スピンをしたと言えるけど、トリッキーだったし、ミディアムタイヤはとてもグリップが低かった」「今日は僕とチームの間のコミュニケーションがとても重要だったし、僕たちは正しい判断がでいたと思っている。それが僕たちに勝利をもたした」「メルセデス勢の前に出てからは本当にペースがあった。最初の数周はバルテリ(ボッタス)の後ろで汚れた空気のなかで身動きが取れなかったからね」「前に出た後は、基本的にタイヤをもう少しセーブすることができたし、基本的にもう少しコントロールしやすくなった」ウエットコンディションで定評のあるマックス・フェルスタッペンは「子供の頃からウエットでたくさん練習してきたし、父と一緒に何時間も取り組んできた。彼もウエットではかなりまともだったと思う」とコメント。「彼は僕に正しいコツを教えてくれたし、ただウエットで運転するだけでなく、運転中に決断をして、周りで何が起こっているかに注意を払うことも教えてくれた」「もちろん、人生、そして、F1での経験もある。90回を超えるレースをすれば、すでに多くの経験を積んでいるし、それを土台として、より優れた決断ができるようになると思う」
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