203年F1第18戦カタールGPのフリー走行が10月6日(金)にロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がトップタイムをマークした。今季4回目のスプリントフォーマットで開催されるカタールGP。フリープラクティスはこの60分間しかないが、序盤はサーキットに西日が差し込み、周囲の砂漠から舞い込んだ砂埃が激しく舞うコンディション。だが、すぐに路面は改善し、終盤には日が落ちたなかで走行が行われた。
フリープラクティスのトップタイムは、マックス・フェルスタッペンの1分27秒428。終盤にソフトで1回アタックしたフェルスタッペンは主にハードタイヤでの走行に焦点を置いていた。チームメイトのセルジオ・ペレスも同じプログラムで進行したが、0.588秒差の5番手だった。2番手には0.334秒差でカルロス・サインツ、3番手には0.481秒差でシャルル・ルクレールとスクーデリア・フェラーリの2台が続いた。フェラーリは、ハード→ミディアム→ソフトと全コンパンドを使用していた。4番手はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)。ソフトタイヤは使用せず、アロンソはミディアムでベストタイムをマークしている。6番手は角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)。ほとんどの走行でミディアムタイヤを使った後、終了間際にソフトでアタックを実施し、トップから0.599秒差、5番手のペレスから0.011秒差につけた。アルファタウリは、今大会でも負傷したダニエル・リカルドの代役としてリアム・ローソンを起用。ローソンは19番手だった。7番手のニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)は角田と同じタイヤ使用パターン。8番手のジョージ・ラッセル(メルセデス)、トップ10を締めくくったオスカー・ピアストリとランド・ノリスのマクラーレンの2台はソフトタイヤを使用しなかった。その後ろにはローガン・サージェントとアレクサンダー・アルボンの2台が続き、中高速サーキットのロサイルでまずまずの速さをみせた。ルイス・ハミルトン(メルセデス)はハードタイヤを使用せずに13番手だった。アルピーヌ勢とソフトを使用しなかったが、アルファロメオ勢はソフトでもタイムが伸びなかった。この後26時(現地時間20時)から決勝のグリッドを決定する予選が行われる。2023年 F1カタールGP フリー走行 結果・タイム 順位NoドライバーチームタイムGAPLAP 11マックス・フェルスタッペンレッドブル1分27秒428 26 255カルロス・サインツフェラーリ1分27秒7620.33427 316シャルル・ルクレールフェラーリ1分27秒0900.48127 414フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分27秒9190.49128 511セルジオ・ペレスレッドブル1分28秒0160.58824 622角田裕毅アルファタウリ1分28秒0270.59928 727ニコ・ヒュルケンベルグハース1分28秒1710.74322 863ジョージ・ラッセルメルセデス1分28秒3360.90828 981オスカー・ピアストリマクラーレン1分28秒3800.95220 104ランド・ノリスマクラーレン1分28秒4411.01324 112ローガン・サージェントウィリアムズ1分28秒5501.12225 1223アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分28秒5901.16226 1344ルイス・ハミルトンメルセデス1分28秒6791.25126 1418ランス・ストロールアストンマーティン1分28秒6301.26228 1531エステバン・オコンアルピーヌ1分28秒7321.30425 1610ピエール・ガスリーアルピーヌ1分28秒8211.39323 1777バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分29秒0411.61327 1824周冠宇アルファロメオ1分29秒1061.57829 1940リアム・ローソンアルファタウリ1分28秒2381.81029 2020ケビン・マグヌッセンハース1分28秒5022.07426