ピレリは、2011年のF1タイヤのテストドライバーにキミ・ライコネンを起用する可能性が出てきた。来年からブリヂストンに代わってF1にタイヤを供給することが決定したピレリ。新しいタイヤの開発に向け、11月の最終戦アブダビGP直後に行われる4日間のテストのうち2日間でピレリタイヤが使用されることが明らかになっている。それまでピレリはGP2マシンでテストを行う予定であり、その後アブダビの前にBMWかトヨタのF1マシンでの希望している。
テストドライバーに関しては、ニック・ハイドフェルドの名前が挙がっているが、ハイドフェルドはメルセデスGPのテストドライバーを務めているため、メルセデスGPが不当なアドバンテージを得てしまう可能性がある。フィンランドの Turun Sanomat によると、モータースポーツディレクターを務めるポール・ヘンベリーは、キミ・ライコネンも選択肢になるだろうと提案しているという。2007年のF1ワールドチャンピオンであるキミ・ライコネンは、昨年末にフェラーリを離れ、現在はWRCにフル参戦しており、ピレリのタイヤを使っている。「キミ・ライコネンが興味を示すかどうかはわからない」とポール・ヘンベリーは語る。ライコネンのマネージャーを務めるスティーヴ・ロバートソンは「現在、キミは今の仕事に完全に集中している」とコメント。「だが、ピレリからアプローチがあれば、もちろん検討する。あとは、キミがそういったチャレンジに興味を持つかどうか、彼のスケジュールに合うかどうかによる」
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