ハースF1のロマン・グロージャンは、F1バーレーンGPでマシンが炎上する大クラッシュを喫したが、両手に火傷を負ったものの、骨折などの怪我はなかった。19番グリッドからスタートしたロマン・グロージャンは、前のマシンを避けようとして右リアタイヤがダニール・クビアトの左フロントタイヤと接触してコースアウト。ガードレールに突っ込んだ。
モノコックは前後で真っ二つ割れ、ガードレールを突き破って炎上。だが、ロマン・グロージャンは自力でマシンを降りることができ、命に別状はなかった。グロージャンは、ヘリコプターで地元のバーレーン・ロイヤル・メディカル・サービス(バーレーン軍事病院)に搬送された。その後、ロマン・グロージャンは動画を公開し、ファンや関係者に向けて無事を報告した。「みんなに無事であることを伝えたい。僕は何とか大丈夫だ」とロマン・グロージャンは無事を語った。「たくさんのメッセージを送ってくれて本当にありがとう。数年前の僕はヘイローに反対していたけど、今は本当に優れた安全デバイスだと思っている。これがなかったら、今日こうして話していることは出来なかったはずだ」「サーキット、病院の医療スタッフのみんなに感謝している」ハースF1も声明を発表し、レントゲン検査の結果、ロマン・グロージャンに骨折や破損は見られず、一晩入院して両手の甲の火傷の治療を受けると述べた。また、グロージャンのマシンのロガーが停止する前の衝撃スピードは221 km / hだったことを明らかにした。ハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、レース後にロマン・グロージャンと話をしたが、彼は元気であると伝えた。「ちょうど彼と電話で話をした。心理状態もクリアで元気だ」とギュンター・シュタイナーは Sky Sport F1 に語った。「彼はまだ一晩入院している。彼らは彼をそこに留めておきたいと思っている。しかし、彼は医者ではなく私に気分が良く、何も骨折はしていないようだと話している」「彼は火傷を獲って手を包帯で包んでいるが、それ以外の火傷はしていないと言っている。彼はとても元気そうだったし、それがとてもうれしい」ギュンター・シュタイナーは、ロマン・グロージャンの理学療法が妻とすぐに連絡を取って容態を伝えており、事故後に息子と話をしていることも明かした。「彼の理学療法はすぐに彼の妻に連絡した。彼らはお互いをよく知っているので、連絡を取ってニュースを伝えた。私も電話をかけようとしたが、とても忙しいことが想像できたので控えた」とギュンター・シュタイナーはコメント。「その前彼と電話で話したとき、息子と電話をしていたと言っていた。それは良いことだ。すべてがコントロールされている」ギュンター・シュタイナーは、最後の2レースでロマン・グロージャンを交代させる可能性について考えることを拒否し、十分な体力がある限り、運転させたいと述べた。「彼のことは知っているし、彼は戻ってきたいと思っている。だが、火傷がどの程度かわからないので、明日包帯を外した時に確認したい」とギュンター・シュタイナーは語った。「現時点、私にとって唯一の良いことは、悪いことが何も起こらなかったことだ。良いことではないのは確かだが、彼は安全で健康だ」「残りは医者と話をする明日確認したい」ロマン・グロージャンがレースができる状態ではなかった場合のバックアップ計画はどうなるかと質問されたギュンター・シュタイナーは「バックアップ計画については話したくない。ロマンが問題なく走れるのであれば、ロマンを乗せることがバックアップ計画だ」 この投稿をInstagramで見る Romain Grosjean(@grosjeanromain)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿