2018年のF1世界選手権の第3回 F1バルセロナ合同テストが3月9日(金)にバルセロナのカタロニア・サーキットで最終日を迎え、フェラーリのキミ・ライコネンがトップタイムをマーク。トロロッソ・ホンダはブレンドン・ハートレーが7番手タイムでセッションを終えた。8日間のF1プレシーズンテストが終了。最終日も好天に恵まれ、テストには絶好のコンディションとなった。
最終日のトップタイムを記録したのはフェラーリのキミ・ライコネン。157周を走行し、ハイパーソフトタイヤで1分17秒211を記録。2番手には0.563秒差でマクラーレンのフェルナンド・アロンソ、3番手には0.871歳でルノーのカルロス・サインツが続いた。トロロッソ・ホンダはブレンドン・ハートレーが156周を走行し、7番手タイムでテストを終えた。1番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)「全体的に僕たちには良いパッケージがあると感じている。テスト開始時の天候は確かに理想的ではなかったが、僕たちはかなり良い日々を負えることができた。クルマには良いフィーリングを得ているし、まだ改善すべき部分はたくさんあるけど、それなり運転しやすいし、様々なセットアップ変更にも反応している。ただ、ライバルと比較して自分たちがどの位置にいるかは誰も言うことができない。2週間後のメルボルン、ではもっと良いアイデアが得られるだろうし、全体的なものはその後のシーズン序盤の数戦でわかるだろう。僕はレースが好きだし、スタートするのが待ち切れない」2番手:フェルナンド・アロンソ (マクラーレン)「今日はちょっとしたジェットコースターだった! 今朝はエンジンに問題が発生して午前中のプログラムはまったく完了できなかったけど、スタッフはクルマのすべてを交換し、できる限り早くに準備を整えるために再び素晴らしい仕事をしてくれた。とても良い午後を過ごすことができたし、午後のセッションでは丸一日のプログラムを凝縮させた。望んでいたすべてを実施することができたし、結果とテスト最終日にはかなり満足している。パフォーマンス面、もちろん、信頼性に関してもクルマからもっと多くのポテンシャルがあると思うけど、これから開幕戦にむけて準備を整えるためにファクトリーで重要な2週間を過ごしていく。オーストラリアで全員が最大限のパフォーマンスで走行したときに自分たちの正確な位置がわかるだろうけど、僕たちにとっては非常に生産的な2週間の冬季テストだったと思う。テストして証明しなければならない新しいことがたくさんあったけど、僕たちはすべてをまとめるためにあと2週間ある。懸命にプッシュしてくれたチーム全体によくやったと言いたい。今は僕たち全員がメルボルンでレースをするのを楽しみにしている」3番手:カルロス・サインツ (ルノー)「僕にとってもチームにとっても今日の大部分がフラストレーションが溜まるもんだったけど、だからといってバルセロナの生産的なテストウイークが損なわれるわけではない。最後の数時間は柔らかいタイヤでパフォーマンスの作業に取り組むことができたし、クルマの感触もまずまずだ。ある意味、シーズン中ではなく、今日問題が起きてくれて良かった。もっと痛手を負うことになるからね。シーズン開幕に向けてポジティブに感じているし、アルバート・パークに行くのが待ち切れない」4番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)「テストでは何度か強力なペースを示せたときもあったけど、他の人たちが何をやっているかはわからないし、よくわからなくなってくるけど、それでも僕たちははOkだと思う。僕たちはまだもう少しタイムを見い出さなければならないし、改善しなければならないこともある。でも、僕たちは十分に手の届くことにいると思う。良い冬だったし、多くのラップを走り込めた。12カ月前よりは間違いなく好感触だ。僕としては、テストが終わってうれしい。特にそれなりの燃料を積んでロングランをしているエキサイティングではないからね! 今はメルボルンを楽しみにしてるし、そこに焦点を定めている。いい結果を出したい。強い意志をもって臨むつもりだ。僕たちは接戦を演じられると思うし、バトルを楽しみにしている」5番手:ロマン・グロージャン (ハース)「長い一日だったけど、素晴らしかった。クルマで多くの作業ができたし、そこは本当によかった。テスト序盤はあまり走れていなかったけど、最終日は多くのラップを走り込むことができた。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。今はメルボルンに向けて多くの知識を得ることができた。楽しみにしている」6番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)「今日はかなり良いテストの締めくくりになった。チームとして200周以上を走り込めたし、僕も午後に100周以上を走れた。とてもポジティブだし、進歩にとても満足している。これからメルボルンに向かうまでの1週間半で作業を続けていかなければならない。僕たちがどの位置にいるのか確認するのが楽しみだ。ミディアムとハードタイヤはkなりうまく機能させることができた。柔らかい方のコンパウンドに関してはまだブリスターの問題がある。メルボルンでは違っていてくれるといいけど、バルセロナの新しい路面はいろいろと難しかった。チームはこの2週間、本当によくがんばってくれたと思う。このチームと働くのはとても楽しいし、レースが待ち切れない」7番手:ブレンドン・ハートレー (トロロッソ・ホンダ)「今日は156周を走りきることができて、いいテストになったと思う。僕はテスト1初日とそして今日の最終日に走行した。このプレシーズンテストのスタートと締めくくりを担当することができた。大変な作業もあったが、その苦労も忘れてしまうほどにSTR13の開発が進んだことはとても喜ばしい。知られていないかもしれないが、このプロジェクトでは本当にたくさんの人たちがともに戦ってくれている。レースでも、僕たちはとても激しくなると思われる中盤争いで、いい戦いができると思う。現在の自分たちのポジションもある程度わかったことは良かったし、みなさんが予想していたよりもはるかに有意義な形でテストを終えられたと思う。ホンダとのパートナーシップも強固なものだったし、今はチームのメンバー全員がポジティブな思いを抱いている。間近に迫ったメルボルンでの開幕戦を、とても楽しみにしている」8番手:エステバン・オコン (フォース・インディア)「今日も堅実な一日だったし、メルボルンに向けてかなり自信を感じている。最終日に160周以上を走りい...
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