ジェンソン・バトンは、2016年シーズンにはマクラーレン・ホンダは昨年とはまったく違う戦いぶりを示すことができるはずだと語った。2015年に23年ぶりに復活したマクラーレン・ホンダだが、その初年度は悲惨なシーズンとなった。ジェンソン・バトンはランキング16位、フェルナンド・アロンソは17位という成績でシーズンを終えている。
それでも、ジェンソン・バトンは2016年以降のシーズンをポジティブに捉えている。「僕たちには多くの強みがある。それにマクラーレンに関しては、彼らがこれまで何を達成してきたかを知らない人はいないと思う。今も同じチームだ」とジェンソン・バトンはコメント。ジェンソン・バトンは、現在のF1では開発が非常に制限されていること、非常に複雑なパワーユニットが使われているということを考えれば、マクラーレン・ホンダにとって最初のシーズンが厳しい結果に終わったのも驚きではなかったと主張し、マクラーレンの「サイズゼロ」と呼ばれるシャシー哲学に関しても堅実に学ぶことができたと語る。「2015年はパワーユニットやクルマの空力に関することを非常に多く学んだ。これまでのマクラーレンとはかなり違っている。だから、今シーズンには学んだ多くのことを生かせるはずだ」「この冬は僕たちにとって非常に重要になる。大きな変化を遂げ、大きな強さを発揮するためにね。今の位置に留まりたいとは思わないし、トップに近いところで戦いたい」「僕たちがレースで勝てるかどうかはまた別の問題だ。でも、少なくとも来年は上位で争うことができると思っている」ジェンソン・バトンは、2015年シーズンは残念な結果に終わったものの、マクラーレンもホンダも、誰もが挽回できるという“自信”を持っていると主張する。「いい雰囲気がある。多くの人たちがそのことに驚いている。でも、本当にそうなんだ」