角田裕毅は、2024年F1カタールGP中にコース上に外れたミラーが落ちていることを警告する無線メッセージを聞き間違え、ビーバーがいると聞こえたと明かした。ルサイル・インターナショナル・サーキットで、オープニングラップは好調だったものの失速し、終盤にソフトタイヤを履くというギャンブルにも失敗し、13位でフィニッシュするなど、RBドライバーの角田裕毅はフラストレーションの溜まる午後を過ごした。
しかし、レース後に角田裕毅は、ピットウォールから送られてきたレース中盤のメッセージについて、アレックス・アルボンかた外れたミラーであることが判明したものの、その内容に混乱したことを認めた。オートスポーツ誌の取材に対し、ミラーを見たかどうかを尋ねられた角田裕毅は「ミラーでしたっけ? ビーバーと聞こえたのですが」と答えた。「エンジニアは『ビーバーがいる』と言っていました。でも、なぜ中東にビーバーがいるのでしょうか? ビーバーが中東にいるなんて、あり得るのでしょうか?」「でも、オッケーです。地球温暖化の影響で、地球の内部から興味深いものがたくさん出てきているのかもしれません」レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、ミラーとビーバーを聞き間違えたことについて、レース後に「かなり変換されたな…」と冗談を言った。角田裕毅はミラーを見ていなかったことを認めたが、それによって引き起こされたダブルイエローがすべてのドライバーに認識されていなかったと感じていた。マクラーレンのランド・ノリスは10秒のストップ・ゴーペナルティを受け、レースを10位で終えた後にその過失を認めた。「ダブルイエローが出たのに、後続のマシンの中にはそれに従っていないマシンもいました」と角田裕毅は語った。「だから次のドライバーズブリーフィングでは、それを修正しなければならないと思います。一部のドライバーはそれを守っているが、守っていないドライバーもいる。それはとても不公平です」レースペースの欠如序盤に一時トップ10に入ったものの、その後はライバルたちに飲み込まれてしまったような感覚であり、レースの大半を戦意喪失した状態で過ごしたと角田裕毅は語った。角田裕毅は、これほどひどいレースペースを経験したことはないと語った。「スタートもうまくいって9位につけ、セーフティカーの後も(フェルナンド)アロンソを追い抜くことができました」と角田裕毅葉コメント。「でも、あんなにペースが悪いレースは初めてでした。全力を尽くしましたが、タイヤのマネージメントもできませんでした」「カタールでは通常、後ろのマシンに追い越されるのは難しいです。でも、多くのマシンが僕を追い越すのは簡単なようでした。ただ、全体的にペースが足りなかったし、それもわずかなものではありません」チームメイトのリアム・ローソンは、バルテリ・ボッタスとバトル中にスピンを喫し、14位でフィニッシュした。