ウィリアムズは、2016年のコンストラクターズ選手権5位転落がチームを“生き返らせる”ことになると考えている。2014年と2015年をコンストラクターズ選手権3位で終えたウィリアムズだったが、2016年はバルテリ・ボッタスのカナダでの表彰台が最高位となり、コンストラクターズ選手権5位に転落した。
「今年はちょっと低迷しましたが、それは我々を生き返らせます。我々は栄光に満足していたわけではありません。改善する必要のあるエリアをより細かく懸命に調べています」とウィリアムズの副チーム代表クレア・ウィリアムズは Autosport に述べた。12月31日にチームを去るパット・シモンズは、同じような予算で運営しているフォース・インディアに上回られるとは思っていなかったと認め、シーズン途中の開発不足がスランプに陥らせたと考えつつも、FW38の“根本的な欠点”が空力にあったと指摘している。クレア・ウィリアムズは「弱点となっているエリアを調べなければなりません。フランク(ウィリアムズ)は、常に『パフォーマンスは空力、空力、空力』だと言っています」とコメント。「それが根本的な欠陥がクルマのパフォーマンスに繋がっている面もありますが、ひとつの部門を非難しているわけではありません」「チーム全体で改善しなければならないエリアがあります。我々が完璧であれば、ワールドチャンピオンを獲得しているでしょう。ですが、そうではありません」ウィリアムズが最後に優勝したのは、2012年のF1スペインGPでのパストール・マルドナドの勝利となっている。2017年、ウィリアムズは40周年を記念して『FW40』というマシン名でシーズンを戦う。