セバスチャン・ベッテルは、フェラーリには今シーズンここまで5戦全勝するだけのペースがあったと考えている。セバスチャン・ベッテルは開幕5戦で2勝を挙げ、ドライバーズ選手権でルイス・ハミルトンに6ポイントのリードを築いてモナコへ乗り込んだ。勝てなかったレースを全て2位で終えているセバスチャン・ベッテルは、フェラーリのパッケージには毎回メルセデスを倒せるだけの力があったと考えている。
「重要なのは5戦全てでしっかり上位につけられたことだ。流れが少し違っていれば5戦全部で勝てていたかもしれないけど、そうはならなかった」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「自分がラッキーな立場に回ることがあれば、そうはならないこともある。でも、シーズンはまだ長い。そういうもことも必要だろうけど、やっぱり重要なのはしっかりと上位にとどまることだ」「金曜日や土曜日に乱雑になることはある。でも、重要なのはレースだ」フェラーリは、2001年にミハエル・シューマッハが優勝して以来、16年間モナコGPで勝っていない。僕たちには強力なパッケージ、強力なマシンがあるし、正しいことをしている。だから、そんなに心配はしていない。もう少しポイントを獲得できても良かったレースもあったけど、それなりには稼いできたと思うし、全体的にもう少し頑張らなければならなんだと思う。でも、僕たちは前を向いて進んでいく準備はできている」 セバスチャン・ベッテルは、ライバルであるメルセデスについていくためにマシンの開発を続けていくことが重要だと述べた。 「彼らは良い仕事をしている。チーム全体、両ドライバーがそうだ。バルテリはちょっとアップダウンがあったけど、レギュレーションが新しくなってもやっぱり倒すべき相手は彼らだ」 「僕たちが素晴らしいシーズンのスタートを切れたことはとても嬉しい。今後もこのポジションを維持して、置いていかれないようにすることだ。去年と比較すれば対等な立場になれたのはいいことだけど、先はまだ長い」