マックス・フェルスタッペンは、F1のショー的要素を激しく批判した自身の「正直な答え」を擁護した。ラスベガスでのシーズン最後から2番目のレースに向けた準備の中で、3度のF1チャンピオンであるフェルスタッペンは、F1史上初となるグランプリのプロモーションに伴う騒々しさを非難し、印象的な暴言を吐いた。
フェルスタッペンはラスベガスでのイベントを「99%がショー、1%がスポーツイベント」と表現し、シンシティにいることは楽しいが、「レースのためではない」と付け加えた。F1のオーナーであるリバティ・メディアはこのイベントに5億ドル以上を投資したが、フェルスタッペンはチャンピオンであるにもかかわらず、彼らのために旗振り役になる必要はないと考えていた。レースのためだけに生きているフェルスタッペンは当時、自分がこのイベントを気に入るかどうかにかかわらず、リバティ・メディアは「それでも金を稼ぐ」と指摘した。シーズン全体を通して、スポーツとショーのバランスは取れているかと問われたフェルスタッペンは「理想を言えば、僕としては世界中の素晴らしいトラックでレースをしたい。残念ながら、F1ではそれは不可能だ」と答えた。「その側面は理解している。でも、人から質問されたら、正直に答えることが大事だし、僕はそうした」「スポーツ的な側面と商業的な側面の両方から見る必要がある」「現時点ではやっぱり納得いかない。そう言わせてほしい」コース上では、フェルスタッペンは驚異的なパフォーマンスを披露し、3度目のタイトル獲得に向けてレッドブル・レーシングは22グランプリ中21勝を飾り、その過程で数々の記録を破った。フェルスタッペンは、そのような記録を打ち立てることは頭の片隅にもなかったと主張する。「今シーズンはチームとして多くの勝利を収めたが、チーム内のみんなと一緒に仕事をするのは本当に楽しかった」とフェルスタッペンは語った。「連勝していると、その勢いを維持したくなるし、プレッシャーも常にかかる。いつもうまくやりたいと思うものだ」「もちろん、これらすべての記録を塗り替えようとは思っていなかった。レースの週末ごとにできる限りのベストを尽くそうとしていた」「そして同時に、このような素晴らしい瞬間はそう頻繁に訪れるものではないので、それを楽しんだ。とても、とても良い年だった」