元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、F1ブラジルGPでマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンに対してターン4で意図的にワイドに走ったと考えており、FIAの決定に疑問を投げかけた。メルセデスは、レース後の火曜日に公開されたマックス・フェルスタッペンの前向きの車載カメラの映像を新たな証拠として、48周目のインシデントの再審を要求。本日、公聴会が行われる。
今シーズン、マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンは2度の接触事故を起こしているため、メルセデスはインシデントが調査に値すると見なされなかったことに驚いた。FIAレースディレクターのマイケル・マシは、レース後にフェルスタッペンのオンボード映像がチェックされなかったことを明らかにしている。レース直後、マックス・フェルスタッペンはターン4でワイドに走った理由としてタイヤの摩耗を上げた。しかし、ファン・パブロ・モントーヤは、マックス・フェルスタッペンは意図的にコーナーを作らなかったと考えている。「僕の正直な意見だけど、クラッシュすれば、ポイントを獲得するのは自分だというのがマックスの見解だったと思う」とファン・パブロ・モントーヤは語った。「ルイスが彼の前でフィニッシュしない限り、彼はチャンピオンシップにとって良い状況にある」「ルイスは彼に並び、ブレーキングゾーンで彼をクリアした。コーナーは彼のものだったので、マックスはブレーキを遅らせる以外に方法はなかった。マックスはコーナーを曲がるつもりはあまりなかったと思う」「マックスに恨みはない。実際、マックスとレッドブルのことは本当に好きだ。そして、彼らはメルセデスに戦いをもたらすために素晴らしい仕事をしている。だが、彼らはメルセデスの素晴らしさに驚いていると思う」また、ファン・パブロ・モントーヤは、今シーズン初めのF1オーストリアGPでランド・ノリスとセルジオ・ペレスにペナルティが課せられたことを指摘し、コース上でのインシデントに関してFIAには矛盾があると感じている。「オーストリアでは、彼らはサイド・バイ・サイドになり、グラベルがあったので、アウトサイドの男がコーナーに十分なスペースを与えられず、インサイドの男が罰せられた。そして、ここで男は彼を完全にレーストラックから追い出した。どうやってそれを正当化するのか?」「彼らはすべての人に同じルールを適用しているか? それとも、マックスは若く、あるいはそう判断したいから、異なった扱いを受けているのか? 言い方を変えてみよう。マゼピンがそうしたら、彼は罰せられるだろうか?」「自分がやったら、トラブルに陥っていただろう!」「マックスはポジションを守るために正しいことをしたか? そうだね、マックスは状況とポジションを守るために正しいことをした」「決闘するか、彼をレースに勝たせるかだった。結局のところ、それでも彼はレースに勝った。しかし、彼はブレーキングゾーンであそこまで行く立場にあっただろうか?」「彼はルイスがターンすることを期待していたと思う。最悪のシナリオでは、ルイスはレースを終えず、自分はレースを終えるというものだった。アウトサイドにいるのはルイスだからね。ルイスには失うものがたくさんあった」「マックスはクラッシュするつもりだったので、ルイスはターンインしようとさえしなかったのは本当に賢かったと思う。シルバーストンでのちょっとしたお返しの動きだった。かなり遅いコーナーだったのは確かだが、例としては同じようなものだった」「ルイスはエイペックスを逃したことで、シルバーストンでのクラッシュ(本当に速いコーナー)についてどのように批判されたかを見てほしい。マックスはコーナーを作ろうとさえしていなかった」