元F1ドライバーは、マックス・フェルスタッペンのF1ブラジルGPでのターン4での防御を支持している。メルセデスF1は、ルイス・ハミルトンに対するマックス・フェルスタッペンの防御に異議を唱えるために“再審の権利”を要求。FIA(国際自動車連盟)は11月18日(木)のカタール時間の午後5時から公聴会を行う。目玉となっているのは、後から公開されたフェルスタッペンの前向きの車載カメラの映像だ。
レッドブルの情報筋には、メルセデスの再審請求に“驚いた”と述べていると伝えられているが、それ以外の正式なコメントは発表されていない。Bild紙によると、マックス・フェルスタッペンは、F1ブラジルGPの結果に5秒ペナルティ加算ペナルティ、もしくはF1カタールGPでの3グリッド降格ペナルティが科せられる可能性があるという。5秒加算ペナルティの場合は、フェルスタッペンは3位に降格し、ルイス・ハミルトンに対するリードは14ポイントから11ポイントに検証する。だが、元F1ドライバーはマックス・フェルスタッペンにペナルティを科す必要はないと考えている。フェリペ・マッサは「彼はクリーンにその仕事をしたので、僕はスチュワードに同意する。彼はハミルトンを押し出すために暴力的な策略をしたわけではない。少し肩を広げただけだ」とコメント。「そして、それが僕たちが見たいものだよね?」ヴィタリー・ペトロフは「もちろん、あの動きは誰かを罰する必要のないものだ」と語った。「自分のポジションを守るために、彼はできるだけ遅くブレーキをかけた、そして、彼が普通にコーナーに入らないだろうことは明らかだった」カルン・チャンドックもマックス・フェルスタッペンの防御は「ブレーキベダルを緩め、ゆっくりとアンダーステアでワイドに動く」という古典的な手法だったと語る。「地球上のすべての優れたレーシングドライバーは同じことをしただろう」「たぶんマックスは警告に値するが、僕の見解ではそれ以上のものは何もない。史上最高の2人のドライバーの間でのハードレーシングだった」