レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1中国GPの予選Q3のアタック直前にライバル勢に追い抜かたことに驚いたことが、チームメイトのピエール・ガスリーをブロックする行動に繋がったと釈明した。マックス・フェルスタッペンは、最後のアタックに備えていたアウトラップの最終ヘアピンでセバスチャン・ベッテルとルノーの2台に追い抜かされた。
それによってマックス・フェルスタッペンは、セッション終了までにアタックを開始することができず、最終コーナーで自分を追い抜こうとしていたチームメイトのピエール・ガスリーをブロックするに至ったとの述べた。「いずれにしろ、僕たちはラインを通過するにはあまりに遅かったし、僕はすでに3台のクルマに抜かされていた」とマックス・フェルスタッペンは Autosport にコメント。「とにかく列のなかにいるだけだった。ピエールも彼のエンジニアから急かされていたいたし、それはかなり普通のことだと思う」他のドライバーに予想外に抜かれてしまったことで、ピエール・ガスリーを行かせたくないと思ったのかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「そう見えた? でも、いずれにしろ僕たちはあまりに遅すぎた」とはぐらかした。最終コーナーの混乱により、レッドブルの2台とハースの2台はセッション終了までにラインを通過できなかった。インサイドにいたピエール・ガスリーは、マックス・フェルスタッペンが左に移動してきたことに驚いたかとの質問に「それほどでもなかったよ。その時は30メーターくらいに5台のクルマがいたからね。全員のために十分なスペースがないことはわかっていたからね」とコメント。「とにかくその状況から最大限を引き出そうとするものだ。僕はとにかくギャップを見つけようとしていたけど、結局、僕たちは二人ともそれができなかった」「理想的ではなかったけど、予選のポジションは変わらなかったと思う。だから、大したことではないよ」マックス・フェルスタッペンは、自分を追い抜いていったドライバーは“ろくでなし”だと怒りを露わにしており、アウトラップでお互いに準備を邪魔しないという“紳士協定”を破ったと非難した。その後、マックス・フェルスタッペンは自分にどれくらい時間が残っていたのかわからなかったと認めつつも、自分は誰かをオーバーテイクして“ろくでなし”になりたくはなかったと主張。彼らに抜かれたときにはチームから急かされていただけだったとし、ライバル勢の行動が“混乱”を引き起こしたと語った。「残り15~20秒くらいだと思っていたし、とにかく前のクルマに続いていた」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「そうしたらセブが割り込んできた。だから、間隔を作ろうとした。それからルノーに2台が前に出た。『今自分はどこにいるんだ?』という感じだったよ」「彼らの後ろでラップを開始することはできたけど、いずれにしろ、ラップは台無しにされていただろう」「クリアラップを邪魔されないようにするには少なくとも4~5秒は必要だ。次回はあと10~15秒は残しておかなければならないことが明らかになったし、僕も同じようにするつもりだ」「全員が少し遅すぎたと思う。もし自分が同じことをやっていたら、後ろのクルマはうまくいってなかっただろう。全員があまりに長く待ちすぎたと思う」
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