ストフェル・バンドーンが、スーパーフォーミュラ参戦3レース目でポールポジションを獲得した。朝から時折降る霧雨のため、午後の予選はウェットコンディションで始まり、路面が徐々にドライコンディションに近づいていく展開となった。その中でも、午前中のフリー走行から好調な走りを見せていたストフェル・バンドーンは、予選Q1で1分43秒343のトップタイムを記録。
Q2でも3番手タイムを記録すると、上位8台で最終グリッドを争うQ3では、刻々と変化する路面状況の中でベストな走行ラインを維持し、1分40秒778のトップタイムを記録。シリーズ参戦3レース目にして初のポールポジションを獲得した。「今日はいい一日にった。まず朝のフリー走行で手応えを得て、トップに立てたし、その流れで予選に挑むことができた」とストフェル・バンドーンはコメント。「コース上はミックスコンディションで、滑りやすく不安定だったけど、調子は良かったし、その中でポールポジションを獲れる可能性が高かったので頑張った。Q1でトップに立ったけど、Q2でのアタックは難しい状態だった。Q3では路面もかなり乾いてきていたので、最後のアタックでポールを狙いにいった。チームもよく頑張ってくれて、それに応える走りができてとても嬉しい」「最後のアタック中に一度コースアウトしたので、残り2周でアタックしようと思った。他のドライバーと違うラインを取らないとタイムが出ないと考えて走った。アタック中、どこがいいラインなのかを見つけることはできないけど、どんどんコンディションが改善していたので、とにかく色々やってみることにした。結果、最後にいいラインを見つけることができた」「富士でのレースは初めてだけど、日本のサーキットの中ではヨーロッパのサーキットに似ているところがあるので、自分としては走りやすいと感じた。まだドライで走ったことがないので、明日の決勝ではどうなるのか楽しみだ。今日の予選でいい結果を出せたことで、明日はどのようなコンディションでもいい位置からスタートを切れるので、ドライになってもチームがこれまでの経験値をもって対応してくれると思うし、とにかく自分、そしてチームで力を合わせて勝負することになるだろう」