トロロッソ・ホンダで新たにテクニカルディレクターを務めることになったジョディ・エギントンがアレクサンダー・アルボンを絶賛。F1バルセロナテストでの公式F1デビューでアルボンが“素晴らしいアプローチ”を採っており、これまでのところ、チームの期待を上回っていると称賛した。今年トロロッソ・ホンダでF1デビューを果たすタイ人ドライバーのアレクサンダー・アルボン(22歳)にとって、F1バルセロナテスト2日目がF1マシンでの初の公式セッションとなった。
昨年F2で4勝を挙げ、同じように今年F1デビューを果たす、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、ランド・ノリス(マクラーレン)に次ぐ3位でシーズンを終えているアレクサンダー・アルボンだが、かつてレッドブルのジュニアプログラムを1年で外されており、近年のトレンドであるF1チームの開発ドライバーを務めることがなかったためF1マシンの走行経験がなく、2月13日(水)にミサノサーキットで行われたトロロッソ・ホンダ STR14のフィルミングデーで短い走行距離を味わっただけだった。しかし、アレクサンダー・アルボンは、F1バルセロナテスト最終日に総合2番手タイムを記録。チームに大きな第一印象を与えることになった。ジョディ・エギントンを「彼は以前にF1カーを運転したことがなかった」とコメント。「だが、彼は合理的な量のシミュレータ作業を行っていた。我々が大きなシミュレータプログラムを行ったことは想像できるだろう。彼は我々の多くの時間を過ごした。「フィルミイングーで、彼はクルマに乗り込んで素晴らしい仕事をした。そして、ここでも彼は素晴らしかった」「インストール(スピン)は部分的に技的に引き起こされたものであり、公正に言って彼のせいではなかった。その後、彼はプログラムに入っていったが、素晴らしかった」ジョディ・エギントンは、トロロッソが若い才能をテストし、育成させる技術に精通しているチームだと語る。「トロロッソは若いドライバーに精通している。最初は早く、だが早すぎることのない彼の進歩は、期待していたとおりのものだ」「しかし、最終的に彼はすべてのボックスにチェックを入れ、ロングランや特にC2コンパウンドに関しては本当に良い仕事をしました。彼は我々の期待を上回っている」「若いドライバーと協力し、彼らを前進させていくというのはトロロッソの優れた点のひとつだ」「彼は急な習熟曲線を描いているが、若いドライバーの素早い習得と前進する能力は非常に印象的であり、これまでのところ我々は満足している」