トロ・ロッソは、F1アメリカGPでブレンドン・ハートレーを起用することを発表。併せて、ピエール・ガスリーが同じ週末に日本でスーパーフォーミュラ最終戦に参戦することも確定した。トロ・ロッソは、F1アメリカGPからカルロス・サインツがルノーに移籍。ダニール・クビアトがレースシートに復帰するものの、過去2戦でドライバーを務めたピエール・ガスリーがF1アメリカGPとスーパーフォーミュラに参戦するかは確定していなかった。
トロ・ロッソは13日(金)にプレスリリースを発表。F1アメリカGPでブレンドン・ハートレーを起用することを正式発表した。トロ・ロッソのF1マシンに乗るのは8年ぶりとなる。ニュージーランド出身のブレンドン・ハートレーは、2009年と2010年にレッドブルの公式リザーブドライバーを務めていた。2008年にはレッドブルで1回のテストに参加し、2009年にはトロ・ロッソで2度のテストを実施していたが、2010年途中にレッドブルのジュニア・プログラムから外された。その後、2014年からポルシェのワークスドライバーとしてWECのLMP1クラスに参戦しているブレンドン・ハートレーは、2015年にマーク・ウェバー、ティモ・ベルンハントとともにドライバーズチャンピオンを獲得しており、F1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを有している。今年はル・マン24時間レースで優勝し、今週末の富士6時間レースでは2017年のタイトルに王手をかけている。ブレンドン・ハートレー「なんて素晴らしい気分だ! このチャンスはやや驚きだったけど、僕はF1に到達するという野心、子供の頃の夢を決して諦めてはいなかった。レッドブルとトロ・ロッソのリザーブドライバーだった頃から成長しているし、多くのことを学んできた。厳しい年月を経験したことでより強くなったし、さらに決意を固まっている。これを実現してくれたレッドブルに心から感謝したい。そして、世界耐久選手権とともに参戦を許可してくれたポルシェにも感謝している。サーキット・オブ・ジ・アメリカズは本当に楽しいトラックだし、最近、レースをしたトラックでもある。F1デビューにあまり期待しすぎないようにしたいけど、そのための準備はできていると感じている」フランツ・トスト (スクーデリア・トロ・ロッソ チーム代表)「スクーデリア・トロ・ロッソは、異なるクラスで長い間レッドブル・ファミリーの一員であり、レッドブル・レーシングとトロ・ロッソでテスト兼リザーブドライバーを務めていたブレンドン・ハートレーがオースティンで我々のためにレースに戻ってくることを発表でき、非常に嬉しく思っている。ブレンドンは、ル・マン24時間レースの現役ウィナーであり、現在、彼は2015年にも優勝しているFIA 世界耐久選手権のLMP1クラスをリードしている。我々は彼がチームに戻ってくることを本当に嬉しく思っている。長年にわたってあらゆるレース経験を蓄積したことで、彼は素晴らしい仕事をしてくれると確信している」
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