トロ・ロッソは、2016年F1マシン『STR11』をプレシーズンテスト初日までに間に合わせるため、週7日、1日24時間体制のシフトを実施する。レッドブルのエンジン計画の遅れは、姉妹チームのトロ・ロッシにも波及。今月初めにレッドブルがタグ・ホイヤーのバッチをつけたルノーのエンジンを搭載することを発表したことで、ようやくトロ・ロッソも2015年仕様のフェラーリのパワーユニットを搭載することを発表できるようになった。
だが、その遅れは、トロ・ロッソの2016年のプランの大きな妨げとなり、チーム代表のフランツ・トストは、ファクトリーが日3交替で常に稼働するシフトを導入した。「製造プロセスを再計画し、初テストに準備するために3シフト、7日間、24時間で進めることに決めた」とフランツ・トストはコメント。「トロ・ロッソ側としては、考えられるベストな方法で組織することができる」「我々の主な問題は、他のサプライヤーと彼らのクリスマス休暇だ」「彼らのほとんどが、最小でも10日間クローズする。それは我々にとってはタフだ」「これまでは1日24時間のシフトパターンを強いる必要などなかった」「2月にクルマを仕上げるまでの数日はそのような日を過ごすこともあるが、通常は1〜2日だけだ」「だが、我々は12月、1月、2月半分という2ヵ月半でこのシステムを実施する」「我々はこの短い期間でそれを実施するために多くの請負業者と契約した」2016年のF1プレシーズンテストは、2月22日にバルセロナのカタロニア・サーキットで行われる。