ホンダの育成ドライバーの松下信治は、F1に昇格するチャンスを得るためには2018年にスーパーフォーミュラでタイトルを獲得しなければならないと決意を語った。フォーミュラ2で3シーズンを戦った松下信治(24歳)は、今年のチャンピオンシップを6位で終了。F1スーパーライセンスを獲得するために必要な3位という目標を達成することができなかった。
松下信治は、一旦ヨーロッパでの挑戦を終え、2018年はスーパーフォーミュラに参戦する可能性が高く、12月には鈴鹿でDOCOMO TEAM DANDELION RACINGのマシンを走らせた。2018年、松下信治はDOCOMO TEAM DANDELION RACINGから日本でスーパーフォーミュラに参戦することになると考えられている。「日本に戻って、ホンダとスーパーフォーミュラに参戦することになると思います」と松下信治は Autosport にコメント。「スーパーフォーミュラは好きです。ステアリングホイールはイージーで、軽量で、ダウンフォースは本当に高いです。コーナーでそれを感じることができます」「スーパーフォーミュラでのタイヤの管理はかなり簡単です。FP2やGP2で走っていれば、管理するこができるということです」「スーパーフォーミュラで良い仕事ができれば、ヨーロッパに戻ることができると思っています」「ですが、チャンピオンにならなければなりません。そうでなければ、チャンスはないと思っています」ホンダは、今シーズン限りでマクラーレンとのパートーナーシップを解消し、2018年からはトロ・ロッソにF1パワーユニットを供給する。マクラーレンでテスト兼開発ドライバーを務め、主にシミュレーターでの作業に集中していた松下信治は、トロ・ロッソとのホンダのF1プログラムにも関わることができると考えている。「そうですね。来年、その仕事に関わるチャンスはまだあります」と松下信治はコメント。「開発ドライバーなどを務めるチャンスはまだありません」「ですが、僕はF1で走りたいです。だから、プッシュするつもりです来年、良い仕事ができれば、まだチャスはあります」松下信治は、今年のハンガリーGP後のインシーズンテストでザウバーのF1マシンをテストしているが、皮肉なことに、ザウバーが2018年のホンダとのエンジン契約を解消した直後だった。ホンダのもう一人の育成ドライバーである福住仁嶺は、2018年にGP3からF2にステップアップを果たすとみられており、アブダビではアーデンとテストを実施している。