英国のタブロイド誌デイリーメールが、ミハエル・シューマッハはもうや寝たきりではなく、生命維持装置にも頼っていないというポジティブなニュースを発信している。7度のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハは、2013年12月にフランスでのスキー事故で頭部に重傷を負い、スイスのジュネーブ湖の自宅で療養を続けているとされているが、容体を含めたプライバシーは家族によって守られており、事故から5年が今も公表されることはない。
最近ではドイツのゲオルグ・ゲンスヴァインが、2016年の夏にミハエル・シューマッハの元を訪れ、“周りの人々のことを認識していた”と発言。また、FIA会長のジャン・トッドはテレビで一緒にブラジルGPを観戦したことを明らかにしていた。そんな中、デイリーメールの記者ジョナサン・マクエボイは「彼は寝たきりではない。チューブに繋がれて生きているわけでもない。彼は今でも週50,000ポント(約700万円)以上と推定される広範囲にわたる看護とセラピーを受けていると考えられている」と寄稿。また、父親のロルフ・シューマッハが「息子の健康状態は楽観的になれるまで良くなっている」と語ったとも伝えている。ミハエル・シューマッハの広報を務めるザビーネ・ケームは、ミハエル・シューマッハの家族がスペインのマヨルカ島や移住するという報道、アメリカの医療施設で専門治療を受けるとの報道も否定している。ミハエル・シューマッハは、公の場から姿を消すことになってしまったが、息子のミック・シューマッハが成功したキャリアを歩んでいることで、モータースポーツファンの間でシューマッハの名前は再び熱を帯びている。今年、ヨーロッパF3選手権でチャンピオンを獲得したミック・シューマッハは、2019年にプレマ・パワーからF2にステップアップすることが決定しており、最近の報道では父親が黄金時代を築いたフェラーリのジュニアプログラムに参加することを決断したと報じられている。ミハエル・シューマッハは、来年の1月3日に50歳の誕生日を迎える。