F1ドライバーの労働組合にあたるGPDA(グランプリ・ドライバー・アソシエーション)は3月26日(土)に声明を発表。サウジアラビアが攻撃を受けるなかでの金曜日は「ストレスの多い一日」だったとが、ジェッダの「セキュリティ対策が最大限に引き上げられた」ことで安心したと述べた。イエメンの武装組織「フーシ派」によるサーキットの近郊のアラムコの石油貯蔵施設へのミサイル攻撃は、2022年F1第2戦として開催されるサウジアラビアグランプリを危険にさらした。
F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリとFIA会長のモハメド・ビン・スライエムは、サウジアラビア当局の支援を受けて、F1のチームとドライバーを安心させようとした。だが、その後、すべてのF1ドライバーがF1とFIAの声明をサポートしているわけではないことが判明した。F1ドライバーたちは、夕方の定期的なドライバーブリーフィングの後、GPDAとして集まって会議を行った。GPDAの会議は、土曜日の深夜まで続けられ、ステファノ・ドメニカリやF1のマネージングディレクターであるロス・ブラウンもある時点で加わった。その後、さらに一旦は解散していたF1チーム代表もパドックに戻り、ドライバーの懸念を軽減するとともに、ボイコットの脅威を回避するために窃盗した。最終的に、GPDAディレクターのジョージ・ラッセルがF1チーム代表のプライベートディスカッションに参加した後、レース週末は予定通りに進むことが合意された。土曜日に、GPDA会長のアレックス・ヴルツがドライバーに代わって声明を発表し、金曜日は「F1ドライバーにとって困難な日であり、F1ドライバーにとってストレスの多い日」と呼んだ。「この速くて挑戦的なジェッダのトラックでF1カーを運転したことがない場合、理解するのは難しいかもしれないが、事件による煙を見て、完全に集中したレースドライバーであり続け、自然な人間の懸念を消すことは困難だった」と声明は続けた。「その結果、我々は自分たちの間で、チームのプリンシパル、そして、我々のスポーツを運営する最も上層部の人々との間で長い議論をした」「さまざまな意見が共有され、議論され、F1当局だけでなく、安全対策が最大限に引き上げられていることを説明したサウジアラビア政府の大臣の話を聞いた結果、日のプラクティスと予選、そして、明日のレースをするという決議が得られた」「したがって、2022年のサウジアラビアグランプリが昨日起こった事件ではなく、良いレースとして記憶されることを願っている」