ザウバーのチーム代表モニーシャ・カルテンボーンが、ロシア企業との契約の実行が遅れていることを認めた。苦しい財政状況のザウバーに対し、ロシア政府と繋がりのある3社が巨額の投資を約束しているが、その資金にまだ動きはない。そのため、ザウバーは財政危機を脱したとはいえない状況となっている。
Welt は、8月の夏季休業期間が終わるまでにエンジン費用900万ユーロ(約11億6,000万円)を支払うように求めたフェラーリの最後通告はまだ有効だと報じた。ザウバーの契約には、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領のサインが必要だと考えられており、彼はそれをまだしていないようだ。モニーシャ・カルテンボーンは、ロシア資本との契約実行が遅れていることを認めるが、“官僚的な障害や詳細に関する複雑な問題”があるためだとし、詳しく語っていない。Bild-Zeitung は、モニーシャ・カルテンボーンとチーム創設者ペーター・ザウバーの“夏休み”は、モスクワへの旅行で始まったと報道。ザウバー首脳のロシア訪問は、ロシアからの“いまだ資金の流れがない”ため、“スポンサー候補との契約を取り付ける”ためだと報じた。
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