佐藤琢磨のインディ500の優勝により、スポットスポンサーを務めたルーオフ・ホーム・モーゲージは大きな広告価値を得ることになった。住宅金融企業のルーオフ・ホーム・モーゲージは、決勝まで1週間を切った先週23日(火)に佐藤琢磨のアンドレッティ・オートスポーツ 29号車のスポンサーとなることを決定した。
佐藤琢磨のマシンは、No.26 Ruoff Home Mortgage Hondaとしてサイドッポッドをはじめ、レーシングスーツやキャップなど、RUOFFのロゴが多数掲載され、カラーリングも同社のコーポレートカラーであるグリーンに変更された。フェルナンド・アロンソの参戦で例年よりも大きな注目を集めた第101回インディ500の決勝では佐藤琢磨が日本人初の優勝という歴史的快挙を達成。ルーオフ・ホーム・モーゲージのロゴは大きな露出を得ることになった。ルーオフ・ホーム・モーゲージは、他のスポンサーよりも安価な支払だったと想定されている。自動車評論家のマーク・スマイスは「土壇場での決定から推測すると、佐藤琢磨のクルマのメジャースポンサーとなるためにチームオーナーのマイケル・アンドレッティがルーオフに提示した金額は75万~100万ドル(約8330万円~1億1100万円)くらいだろう」と CBC にコメント。インディカーのトップドライバーのスポンサー料はその倍の200万ドル以上だと推定され、ポールポジションを獲得した後、スコット・ディクソンのスポンサーに就任した企業にはそれ以上の額が支払われたとみられている。「それにインディ500で勝っている場合は大きな契約だ。彼らが払った額は超お買い得だ」トロントのビジネススクール Rotman School of Management の准教授リチャード・パワーズは、数百万ドルのスポンサーはインディ500規模のスポーツにおいてはごく一般的な金額だと説明。ライバルのレースリーグであるNASCARは、アメリカでNBA、NLBに次ぐ3位のテレビ視聴数を稼いでいる。「そして、インディ500は自動車レースのスーパーボールだ」とリチャード・パワーズはコメント。「インディに優勝した者は永遠に有名人だ」関連:佐藤琢磨、インディ500のスポットスポンサーを獲得
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