2024年のF1世界選手権 第4戦 日本GPのフリー走行1回目が4月6日(土)に鈴鹿サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がトップタイムを記録。角田裕毅(RB)は9番手につけた。フェルスタッペンはソフトタイヤでの予選シミュレーションで1分29秒563をマーク。2番手には0.269秒差で続き、レッドブル・レーシングがFP1に続いて1-2。3番手にはジョージ・ラッセル、4番手にはルイス・ハミルトンとメルセデス勢が続いた。
前日のセッションはFP2が雨に見舞われ、チームはインターミディエイトタイヤを取っておきたいため、ほとんどのチームが走行を行わなかった。そのため、最後のプラクティスとなるFP3には多くの仕事が残っており、精力的に走行が行われた。多くのチームが鈴鹿サーキットにアップデートを持ち込んでおり、FP1で取集した少ないデータの検証結果とのすり合わせを行うとともに、予選シミュレーション、決勝のためのロングランと忙しいプログラムが実施された。序盤は、ケビン・マグヌッセン(ハース)がスピンを喫して一時的グラベルへ、ダニエル・リカルドはターン2でリアを失い、RBが360度ターンしてコースアウトした場面もみられた。レッドブル勢、メルセデス勢に続いて5番手タイムをマークしたのはアストンマーティンのフェルナンド・アロンソ。大き目なアップデートを投入しているアストンマーティン勢は、ロングランをハードタイヤで実施していた。6番手のランド・ノリス、8番手で今日23歳の誕生日を迎えたオスカー・ピアストリのマクラーレン勢に割って入ったのが、フェラーリのカルロス・サインツJr.。FP1では3番手だったが、チームメイトのシャルル・ルクレールも10番手。エンジンのパワーを下げていたとも予想できる。そして、そのフェラーリ勢に割って入ったのがRBの角田裕毅。ランス・ストロール(アストンマーティン)が下位に沈んだセッションで、トップ10に入る安定したパフォーマンス。予選、決勝でも同様の位置につけることが重要となる。チームメイトのダニエル・リカルドも13番手とミッドフィールドの先頭を争う力はありそうだ。RBに次ぐ、ミッドフィールドの上位につけたのはウィリアムズのアレクサンダー・アルボン。前日のFP1でクラッシュし、チーム代表いわく「シャシー以外はほぼ損傷」のマシンだったローガン・サージェントも修理が間に合って走行。19番手につけた。小松礼雄チーム代表率いるハースF1チームは、事前に予告していたとおり、高速の鈴鹿で苦戦を強いられており、ニコ・ヒュルケンベルグが16番手、ケビン・マグヌッセンが20番手。ただし、予選名手のヒュルケンベルが予選でどこまでペースを上げているかは注目のポイントのひとつだ。2024年F1 日本GPの予選は、この後15時から行われる。2024年F1 日本GP フリー走行3回目 順位・ラップタイム 順位Noドライバーチームタイヤギャップ周回数11マックス・フェルスタッペンレッドブル1分29秒563 23211セルジオ・ペレスレッドブル1分29秒8320.26925363ジョージ・ラッセルメルセデス1分29秒9180.35524444ルイス・ハミルトンメルセデス1分30秒0470.47421514フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分30秒0820.5192464ランド・ノリスマクラーレン1分30秒1370.57414755カルロス・サインツフェラーリ1分30秒1710.60827881オスカー・ピアストリマクラーレン1分30秒2260.66319922角田裕毅RB1分30秒3410.778211016シャルル・ルクレールフェラーリ1分30秒3830.820251123アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分30秒5330.970231277バルテリ・ボッタスザウバー1分30秒5460.98326133ダニエル・リカルドRB1分30秒6821.119241431エステバン・オコンアルピーヌ1分31秒0021.459181524周冠宇ザウバー1分31秒0671.504161627ニコ・ヒュルケンベルグハース1分31秒1391.576211710ピエール・ガスリーアルピーヌ1分31秒1411.578191818ランス・ストロールアストンマーティン1分31秒3421.77923192ローガン・サージェントウィリアムズ1分31秒4521.889202020ケビン・マグヌッセンハース1分31秒4621.89922
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