2023年F1第21戦サンパウロGP(ブラジルGP)の予選が11月3日(金)にアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ(インテルラゴス・サーキット)で行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がポールポジションを獲得した。フリー走行でフェルナンド・アロンソとルイス・ハミルトンが左リアタイヤをパンクさせ、他のマシンのタイヤにも傷が見られたため、ピレリは予選前にデブリを除去するためコースの清掃を要請。気温31度、路面温度44度、雨の確率60%のなか、セッションは15分遅れてスタート。
セッション中に気温は下がり始め、Q3開始時にはグランドスタンドで傘をさす観客が出始めるなかでのQ3セッション。空はみるみるうちに暗くなり、雨脚が強まった残り4分で赤旗終了。実質ワンアタックでスタータティンググリッドは確定した。終了直後にサーキットは土砂降りとなり、トップ3インタビューはガレージ内で行われた。ポールポジションを獲得したのはマックス・フェルスタッペン。雨が予想されるQ3で真っ先にコースインしてタイムを記録する堅実さも見せ、1分10秒727のベストタイムをマークして今季12回目、通算31回目となるポールポジションを獲得した。2番手は0.294秒差でスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールが続いた。そして、混乱したセッションで結果を出したのがアストンマーティン。ランス・ストロールが3番手、フェルナンド・アロンソが4番手に入り、2列目をロックアウトする殊勲を立てた。5番手にはルイス・ハミルトン、6番手にはジョージ・ラッセルとメルセデスF1勢が続いた。Q3セッションでは、赤旗中断前にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がコースアウトしてイエローフラッグが提示。その煽りを受けたので、7番手、チームメイトのランド・ノリス以下で、8番手がカルロス・サインツ(フェラーリ)、9番手がセルジオ・ペレス(レッドブル)となり、ピアストリはタイムを記録できずに10番手だった。11番手以下では、ニコ・ヒュルケンベルグが11番手、ケビン・マグヌッセンが14番手とハース勢、そして、その2台に割って入ったアルピーヌ勢が印象的だった。スクーデリア・アルファタウリは2台揃ってQ1敗退を喫し、角田裕毅が16番手、ダニエル・リカルドが17番手、コンストラクターズ選手権8位を争うアルファロメオ勢をなんとか上回った。F1サンパウロGPの土曜日は独立したスプリントデーとなり、23時からスプリントシュートアウト(予選)、27時30分からスプリント(レース)が行われる。2023年 ブラジルグランプリ 予選 結果・タイム 順位NoドライバーチームQ1Q2Q3 11マックス・フェルスタッペンレッドブル1分10秒4361分10秒1621分10秒727 216シャルル・ルクレールフェラーリ1分10秒4721分10秒3031分11秒021 318ランス・ストロールアストンマーティン1分10秒5511分10秒3751分11秒344 414フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分10秒5571分10秒2371分11秒387 544ルイス・ハミルトンメルセデス1分10秒6041分10秒2661分11秒469 663ジョージ・ラッセルメルセデス1分10秒3401分10秒3161分11秒590 74ランド・ノリスマクラーレン1分10秒6231分10秒0211分11秒987 855カルロス・サインツフェラーリ1分10秒6241分10秒2541分11秒989 911セルジオ・ペレスレッドブル1分10秒6681分10秒2191分12秒321 1081オスカー・ピアストリマクラーレン1分10秒5191分10秒330No Time 1127ニコ・ヒュルケンベルグハース1分10秒4751分10秒547 1231エステバン・オコンアルピーヌ1分10秒7631分10秒562 1310ピエール・ガスリーアルピーヌ1分10秒7931分10秒567 1420ケビン・マグヌッセンハース1分10秒6021分10秒723 1523アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分10秒6211分10秒840 1622角田裕毅アルファタウリ1分10秒837 173ダニエル・リカルドアルファタウリ1分10秒843 1877バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分10秒955 192ローガン・サージェントウィリアムズ1分11秒035 2024周冠宇アルファロメオ1分11秒275