2021年 F1イタリアGPの決勝が9月12日(日)にモンツァサーキットで行われ、ダニエル・リカルド(マクラーレン)が優勝。チームメイトのランド・ノリスが2位に続き、マクラーレンが1-2フィニッシュを飾った。決勝日も天候は晴れ。気温28.5度、路面温度44.2度のドライコンディションでスタートした53周のレースはスタート前から波乱。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)がグリッド上でマシントラブルが見つかり、ガレージで修復を試みるもレース出場を断念する。
レースが始まっても波乱は続く。ピットレーンからスタートしたピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が4周目にマシンを入れてリタイア。レコノサンスラップからペダルの問題を訴えていた。そして、25周目にこの日一番の大波乱が訪れる。ピットアウトしてきたルイス・ハミルトン(メルセデス)と1周前にタイヤ交換を終えていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がサイド・バイ・サイドで1コーナーに突入。イン側のフェルスタッペンとアウト側のハミルトンが接触し、フェルスタッペンがハミルトンのマシンに乗り上げる形でストップ。タイトルを争う二人が姿を消すことになった。この接触でセーフティカーが導入される。【動画】 フェルスタッペンとハミルトンが接触…ヘイローが命を救う優勝は2番グリッドからスタートしたダニエル・リカルド。スタートでトップに立ったリカルドは、序盤にマックス・フェルスタッペンを抑え込み、セーフティカー後のリスタートでもトップを守ってトップデチェッカー。レッドブル所属時の2013年のF1モナコGP以来となる通算8勝目を挙げ、表彰台で久しぶりの“シューイ”を披露した。マクラーレンとしても2012年のF1ブラジルGP以来の勝利となった。2位にはランド・ノリスが続き、マクラーレンが1-2フィニッシュ。マクラーレンにとっては2010年のカナダGP以来11年ぶりの1-2となる。3位はメルセデスのバルテリ・ボッタス。スプリント予選で勝利を挙げたものの、エンジン交換によって最後尾19番グリッドからスタートしたボッタスだが、見事な挽回劇を見せて3位表彰台を手にした。4位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、5位はレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス。ペレスは3位でチェッカーを受けたが5秒ペナルティによって5位に降格した。以下、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)までが入賞。完走15台。ホンダF1勢にとっては3台リタイアという厳しいレースとなった。2021年 第14戦 F1イタリアGP 決勝 結果・タイム 順位NoドライバーチームGAPINTPIT13ダニエル・リカルドマクラーレンLAP53124ランド・ノリスマクラーレン1.7471.7471377バルテリ・ボッタスメルセデス4.9213.1741416シャルル・ルクレールフェラーリ7.3092.3881511セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ8.7231.4141655カルロス・サインツフェラーリ10.5351.8121718ランス・ストロールアストンマーティン15.8045.2891814フェルナンド・アロンソアルピーヌ17.2011.3971963ジョージ・ラッセルウィリアムズ19.7422.54111031エステバン・オコンアルピーヌ20.8681.1261116ニコラス・ラティフィウィリアムズ23.7432.8751125セバスチャン・ベッテルアストンマーティン24.6210.87821399アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ27.2162.59521488ロバート・クビサアルファロメオ29.7692.55311547ミック・シューマッハハース51.08821.3191DNF9ニキータ・マゼピンハース  3DNF33マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ  1DNF44ルイス・ハミルトンメルセデス  1DNF10ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ  1DNS26角田裕毅アルファタウリ・ホンダ  0
全文を読む