2021年のF1世界選手権 第3戦 F1ポルトガルGPのフリー走行2回目が4月30日(金)にアルガルベ・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムを記録した。フリー走行2回目の開始は10分間のディレイとなった。ターン4の内側、ターン7、ターン14などの排水溝の蓋が緩んだことで調査と対策が施された。現地時間15時10分から60分間のセッションはスタートした。
大部分のマシンがミディアムタイヤで走行をスタート。前半は一般的にFP1で収集したデータと変更点を確認する時間帯だ。そして、30分を経過した段階でソフトタイヤで速いラップを出すマシンが多くなってくる。ここでトップに立ったのはルイス・ハミルトン(メルセデス)が1分19秒837をマークする。マックス・フェルスタッペンも1分20秒を切って2番手につける。その後、各チームはロングランへとプログラムを移行した。そこからは特に大きなトラブルが発生することもなく、全チームが淡々と走行を重ねて60分間のセッション時間は終了。フリー走行2回目のトップタイムはルイス・ハミルトン(メルセデス)。2番手には0.143秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。両チームがどのようなプログラムを実行していたかは分からないが、両車のパフォーマンスは拮抗しているのは間違いないだろう。終了後の無線ではレッドブル・ホンダはロングランではメルセデスに回っていると考えているようだ。それぞれのチームメイトはバルテリ・ボッタスが3番手、セルジオ・ペレスが10番手。メルセデスとは異なりレッドブルはミディアムでの走行に重点を置いており、後半にフェルスタッペンは21周、ペレスは20周のロングランを敢行していた。4番手はフェラーリのカルロス・サインツ。チームメイトで7番手のシャルル・ルクレールの間には、アルピーヌF1のフェルナンド・アロンソとエステバン・オコンが割って入った。対照的に、過去2戦で好調だったマクラーレンはダニエル・リカルドが8番手、ランド・ノリスが12番手、アルファタウリ・ホンダはピエール・ガスリーが11番手、角田裕毅が14番手。金曜日ではフェラーリとアルピーヌF1が好調で、マクラーレンとアルファタウリ・ホンダが低調なパフォーマンスだったが、明日に向けてこの状況がどのように変わってくるかが興味深いポイントだ。トラックリミットに関しては、合計で65回のタイム抹消があり、そのうちの30回以上がターン1とターン4でのものだった。個人で最も多かったのはニキータ・マゼピンの12回だった。F1ポルトガルGPのフリー走行3回目は明日5月1日(土)の20時(現地時間14時)から行われる。2021年 第3戦 F1ポルトガルGP フリー走行2回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回144ルイス・ハミルトンメルセデス1分19秒837 33233マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分19秒9800.14326377バルテリ・ボッタスメルセデス1分20秒1810.34428455カルロス・サインツフェラーリ1分20秒1970.36033514フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分20秒2200.38332631エステバン・オコンアルピーヌ1分20秒2350.39831716シャルル・ルクレールフェラーリ1分20秒3600.5233383ダニエル・リカルドマクラーレン1分20秒4180.58131918ランス・ストロールアストンマーティン1分20秒4270.590311011セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ1分20秒5160.679281110ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分20秒5580.72134124ランド・ノリスマクラーレン1分20秒7570.920281363ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分20秒9761.13932145セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分21秒0531.216331526角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1分21秒0741.23732167キミ・ライコネンアルファロメオ1分21秒2251.388221799アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分21秒2381.401321847ミック・シューマッハハース1分21秒5371.70029196ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分21秒8552.01831209ニキータ・マゼピンハース1分22秒6382.80128
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