2019年のF1世界選手権 第8戦 フランスGPの決勝が6月23日(日)にポール・リカール・サーキットで行われた。優勝はポールポジションからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトン。1度もトップを譲ることない圧倒的な速さで優勝し、メルセデスが開幕戦からの連勝を8に伸ばした。ハミルトンは開幕から4連勝、通算79勝目。
2位にはバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが今季6度目の1-2フィニッスを達成。トップのハミルトンとは18秒の差がついた。3位はフェラーリのシャルル・ルクレール。2位のバルテリ・ボッタスを0.929秒差まで追い詰めた。4位はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。ルクレールからは15秒差でフィニッシュした。5位はフェラーリのセバスチャン・ベッテル。残り2周で“プランF”と呼ぶファステストラップアタックを敢行。1分32秒740を記録して追加の1ポイントを獲得した。6位はカルロス・サインツ(マクラーレン)、7位はダニエル・リカルド(ルノー)、8位キミ・ライコネン(アルファロメオ)、9位はニコ・ヒュルケンベルグでルノーがダブル入賞、10位にはランド・ノリスが入り、マクラーレンもダブル入賞を果たした。レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは11位、トロロッソ・ホンダはダニール・クビアトが14位、アレクサンダー・アルボンが15位でフィニッシュし、ポイント獲得はならなかった。18位でフィニッシュしたロバート・クビサ(ウィリアムズ)は、初めてチームメイトのジョージ・ラッセルの前でフィニッシュした。リタイアはロマン・グロージャン(ハース)の1台のみ。セーフティカーは入らなかった。次戦は連戦となるオーストリアGP。レッドブルの母国レースでどういった結果を見せるか期待がかかる。2019年 第8戦 F1フランスGP 決勝 結果・順位順位NoドライバーチームGAPINT144ルイス・ハミルトンメルセデス  277バルテリ・ボッタスメルセデス18.05618.056316シャルル・ルクレールフェラーリ18.9850.929433マックス・フェルスタッペンレッドブル34.90515.92055セバスチャン・ベッテルフェラーリ62.79627.891655カルロス・サインツマクラーレン95.4232.66673ダニエル・リカルドルノー1L88.98787キミ・ライコネンアルファロメオ1L0.924927ニコ・ヒュルケンベルグルノー1L0.560104ランド・ノリスマクラーレン1L1.8411110ピエール・ガスリーレッドブル1L5.2301211セルジオ・ペレスレーシングポイント1L5.0921318ランス・ストロールレーシングポイント1L2.3701426ダニール・クビアトトロロッソ・ホンダ1L12.2271523アレクサンダー・アルボントロロッソ・ホンダ1L2.3951699アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1L17.2151720ケビン・マグヌッセンハース1L5.0711888ロバート・クビサウィリアムズ2L71.171963ジョージ・ラッセルウィリアムズ2L9.0772208ロマン・グロージャンハース  関連:F1フランスGP 最終結果 | リカルドが11位に降格、ガスリーが10位に繰上■F1フランスGP レース展開現地時間15時10分。気温25.5度、路面温度52.5度のドライコンディションで53周のレースはスタート。ピレリはC2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)という硬いコンパウンドを選択。Q3に進出したトップ10ではソフトタイヤのピエール・ガスリーとアントニオ・ジョビナッツィ以外がミディアムでスタート。キミ・ライコネン、ニコ・ヒュルケンベルグ、ロマン・グロージャン、ランス・ストロール、ダニール・クビアトがハードタイヤを選択する。スタートではポールポジションのルイス・ハミルトンがトップをキープ。トップ7はサインツとノリスの順位が入れ替わった以外は変動なし。ソフトスタートの2人が順位を上げ、リカルドが10位に順位を落とす。7周目にはセバスチャン・ベッテルが5位に順位を上げる。7周目にアントニオ・ジョビナッツィがハードタイヤに交換。オープニングラップにコースオフしたセルジオ・ペレスに5秒加算ペナルティが科せられる。16周目にダニエル・リカルドがハードタイヤに交換する。これをカバーするために翌周に8番手を走行していたソフトスタートのピエール・ガスリーがハードタイヤに交換。ダニエル・リカルドの前でコースに復帰するも抜かれてしまう。18周目には7番手のランド・ノリスがハードタイヤに交換して12番手でコースに復帰。翌周には6番手を走行してたカルロス・サインツもハードタイヤに交換。ノリスの前でコースに復帰する。ペレスが5秒ペナルティを消化。20周目に4番手を走行していたマックス・フェルスタッペンがハードタイヤに交換。ベッテルの20秒後方の5番手でコースに復帰する。21周目には3番手を走行していたシャルル・ルクレールがハードタイヤに交換して4番手でコースに復帰する。23周目には2番手を走行していたバルテリ・ボッタスがハードタイヤに交換してベッテルの後ろの3番手でコースに復帰。ルイス・ハミルトンはファステストラップを連発している。24周目にトップを走行していたルイス・ハミルトンがハードタイヤに交換してトップでコースに復帰する。25周目にステイアウトして2番手を走行していたセバスチャン・ベッテルがハードタイヤに交換。だが、フェルスタッペンの後ろでコースに復帰する。アレクサンダー・アルボンもハードタイヤに交換する。トップのルイス・ハミルトンはファステストを連発。2番手のバルテリ・ボッタスとの差は12秒まで開いている。31周目、ハードタイヤでスタートして6番手まで浮上していたキミ・ライコネンがミディアムに交換してガスリーの約1.5秒前の12番手でコースに復帰。11番手まで浮上していたダニール・クビアトもミディアムに交換して16番手でコースに復帰する。34周目、6番手まで順位を上げていたニコ・ヒュルケンベルグがピットイン。ライコネンの後ろ、ガスリーの前の11番手でコースに復帰。39周目にステイアウトして6番手を走行していたランス・ストロールがピットインして13番手でコースに復帰。これで全マシンがピットインを完了。トップ4はスタートと同じ順位となっている。トップのルイス・ハミルトンは12秒のリードをキープ。46周目、ロマン・グロージャンがピットインしてレースをリタイアする。残り2周で5番手を走行していたセバスチャン・ベッテルが“プランF”を実行してピットイン。ファステストタイムを狙いに行き、ファイナルラップで1分32秒740を記録した。ファイナルラップではマシンにトラブルを抱えながらも7番手で...
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