2008年のF1合同テストが17日、スペインのヘレスサーキットで最終日を迎えた。ヘレス合同テストには、レッドブル、BMWザウバー、ウィリアムズが参加しており、2008年のテストプログラムを完了された。トップタイムを記録したのは、レッドブルのセバスチャン・ベッテル。107周を走行し、今月のヘレステストの最速タイムとなる1分16秒617をマークした。2番手タイムは、同じくレッドブルのテストに参加しているセバスチャン・ブエミが記録した。
「今回のテストではかなりスムーズに走行できたし、一年の終わりに多くのマイレージを稼いだ。ここでできる全てのことができたと思うし、タイヤと来年のレギュレーションを学んだ。ビックチームに挑戦するのに十分に力強いクルマで来年をスタートできることを期待している」とベッテルはテストを振り返った。3番手タイムは、BMWザウバーのロバート・クビサが記録。クビサはKERSを搭載しないマシンで走行を行ったクビサは、スリックタイヤで様々なセットアップ・ソリューションを試した。午後にはKERS搭載マシンに乗り換えたが、メカニカルトラブルにより、予定したプログラムを断念することとなった。クリスチャン・クリエンは、午前中にKERSを搭載したF1.08Bで異なる燃料戦略の作業を行った。38周を走行したクリエンは「僕たちは今日、素晴らしい進歩を遂げた」と語る。「まだKERSシステムでのたくさんの作業があるけど、テストの結果は僕たちの方向性が正しいことを示している」中嶋一貴は、131周のラップをこなし、ウィリアムズの2008年の作業を締めくくった。ヘレスF1合同テスト最終日 (2008年12月17日)順位ドライバーチームベストタイム周回1セバスチャン・ベッテルレッドブル1分16秒6171072セバスチャン・ブエミレッドブル1分16秒998924ロバート・クビサBMWザウバー1分19秒0131003クリスチャン・クリエンBMWザウバー1分19秒066385中嶋一貴ウィリアムズ1分19秒341131