ルノーF1は、チームとマニュファクチャラーとしての両方で開幕戦でみせた勢いを次戦バーレーンGPでも維持できることを期待している。ワークスルノーは、2018年のF1開幕戦オーストラリアGPでニコ・ヒュルケンベルグが7位、カルロス・サインツが10位でフィニッシュし、ダブル入賞でシーズンのスタートを切った。
また、昨年は信頼性トラブルに見舞われていたルノーのF1パワーユニットだが、ワークスルノーに加え、カスタマーのレッドブルとマクラーレンの全6台がポイントフィニッシュを果たしている。「オーストラリアは、信頼性、パフォーマンス、そして、最終リザルトと多くの強みが発揮された」とルノーのチーム代表シリル・アビテブールはコメント。「ルノー・スポールF1チーム、そして、我々の2つのパートナーシップにはまったく信頼性問題は発生しなかった。チームのパフォーマンスはだいたい開幕戦で予想し、期待していたものだった」「最終的に良い結果を残せたし、我々が復帰して以来、2台がトップ10入りしたのは初めてだ。そして、ルノーの歴史のなかで6台のルノーを搭載したマシンがポイント圏内でフィニッシュしたのも初めてのことだ」「喜んでいい結果だ。1年の最初の結果として励みになるものだが、我々はトップ10とそれ以降のギャップが小さいという状況を意識しなければならない」「しかし、我々が正しい方向に進んでいることは確認できたし、これをさらに進めていく必要がある」「バーレーンはシーズンの2戦目であり、再びトラブルフリーの週末を過ごす必要がある。特にヨーロッパの拠点から離れたダブルヘッダーに入るからね」ルノーのシャシー・テクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは、アルバート・パークは特殊な環境であり、サキールではハースとマクラーレンといった中団でのライバルとさらに激しい戦いになると考えている。「我々が良いパッケージを持っていることは実証できたし、バーチェルセーフティカーがなければさらに上位にいられただろう。それがレースであり、有利に働くことも不利に働くこともある」とニック・チェスターはコメント。「ダブルポイントフィニッシュは、シーズンのスタートとしてはとても良い結果だが、バーレーンではまた気持ちを切り替えることが必要だ」「トップ3チームは前に出ているが、その後の4番手を賭けて、我々、ハース・マクラーレンとの間で良いバトルが展開されている。それは喜ばしいチャレンジであり、その戦いのなかでにいられるように時間を費やしていく」「バーレーン・インターナショナル・サーキットは、メルボルン・グランプリ・サーキットよりもはるかにスムーズであり、バンプの問題を経験することはあまりない。もう少しグリップがあるし、コーナースピードの範囲もわずかに異なる。オーバーテイクの範囲がより大きな長いストレートもある」「オーストラリアと同様にチームは非常に拮抗することになると思ってるし、またタイトな戦いになるのは確かだろう」関連:2018年 F1バーレーンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール