レッドブル・レーシングの角田裕毅は、F1メキシコGP決勝で11位フィニッシュとなり、わずかにポイント獲得を逃した。チーム代表ローラン・メキースは、角田裕毅のペースを高く評価しつつも、「ピット作業の遅れが惜しい」と振り返った。メキースはレースを総括し、チームの粘り強さを称えた。
メキース「角田の第1スティントは本当に力強かった」「今週末は我々が望んだよりもマシンに少し苦戦したが、それでも全員が決して諦めなかった。マックスが再び重要な表彰台をもたらしてくれたし、角田のペースも非常に速かった。特にミディアムでの第1スティントは本当に力強かった」そのうえで、惜しまれるミスについても言及した。「残念ながら、彼のピットストップが少し長くなってしまい、それが結果に影響した。我々の非常に優れたピットクルーでは通常起こらないことだ」角田裕毅「有望な戦略が崩れてしまったが、内容はポジティブ」角田もまたレース後、「悔しい」と率直に語った。「今日は本当に悔しい結果でした。チームにとって良いポイントを取れるチャンスがありましたが、長いピットストップで有望な戦略が崩れてしまいました。でもこれがレースです」それでも、内容には一定の手応えを感じている。「スタートでポジションを上げられましたし、ミディアムの第1スティントではマックスとほぼ同じラップを走れていました。これまでチームで走ってきた中でも、最も良いロングランペースを示せたと思います」「今日は自分の方に運が向きませんでしたが、これまで通り全力でプッシュを続けます」と締めくくった。角田裕毅は惜しくもポイント圏外となったが、チーム代表のメキースが示したように、その走りとペースには明確な成長の兆しがあった。次戦ブラジルGPでの巻き返しに期待がかかる。