レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ダニール・クビアトと新たな契約は締結せず、クビアトがレッドブル・ファミリーから離れたことを確認した。昨年までアルファタウリ・ホンダF1のドライバーを務めたダニール・クビアトだが、2021年は角田裕毅がチームに加入。クビアトはシートを失った。
同じくセルジオ・ペレスの加入によってレッドブル・レーシングのシートを失ったアレクサンダー・アルボンは2021年にテスト兼リザーブドライバーとしてチームに残るが、ダニール・クビアトはレッドブル・ファミリーを離れることヘルムート・マルコは明かした。「我々にとってその件は終わったことだ」とヘルムート・マルコは Motorsport-Total.com に語った。シーズン後半には好パフォーマンスを見せていたダニール・クビアトだが、ヘルムート・マルコはシートを喪失することにあった理由を説明した。ヘルムート・マルコはダニール・クビアトが「最後の2~3レースをいくつかスピードで見せた」が、チームメイトのピエール・ガスリーよりも遅いことは「常にはっきりしていた」と語った。「彼のすべてのルーチンと経験を考えれば、それだけでは十分ではなかった」ダニール・クビアトは“2022年を見据えて”休暇に入ると語った。「戻ってきたいと思っている。自分の気に入っている適切なマシンの周りに適切な人々がいて、適切な雰囲気にいると感じているからね」とダニール・クビアトはコメント。「僕はとても競争力があるし、まだ与えられることはたくさんあると感じている。もちろん、この数年間のすべてに感謝している」「チームとのこの2年間は本当に素晴らしいスティントだった。ファンタスティックだった。彼らは素晴らしい」「人生は決して決して何が起こるかわからないことを教えてくれる。もちろん、僕たちは今まで別れたりくっついたりしてきた」「僕はこの2年間契約を結んでいた。そういう契約だった。それだけのことだ。それ以外のことは、ヘルムート(マルコ)に聞いてほしい」「理想的には2022年は戻ってくる論理的な年になるだろう。新しいレギュレーションがあり、チームは経験を必要とするからね」「特に新しいレギュレーションが導入された場合、経験は実際に非常に重要であると確信している。僕にはスポーツに与えることがたくさんあると感じているので、もちろん、戻ってくるために最善を尽くすつもりだ」「僕はF1でのこの2年間ではるかに完成度の高いドライバーになったし、今はようやく常にハイレベルでドライブする準備ができていると感じている」「今、トップチームで走るチャンスが訪れるとしたら、異なるストーリーになるだろう」