レッドブルF1は、2020年のF1世界選手権の残りのレースでレッドブル・レーシングとアルファタウリ・ホンダの4人のドライバーが出場できない場合に備えて、セバスチャン・ブエミをファーストリザーブドライバーに任命した。レッドブルは、今年のリザーブドライバーとしてセルジオ・セッテ・カマラをノミネートしていたが、日本でスーパーフォーミュラに参戦するためにセッテ・カマラは、新型コロナウイルス規制によって日本に滞在する必要があるため、リザーブドライバーの役割を果たせなくなった。
そのため、セカンドリザーブドライバーだったセバスチャン・ブエミをファーストリザーブドライバーとして登録した。セバスチャン・ブエミは、トロロッソをドライブした2011年を最後にF1から離れているが、開発ドライバーとしてレッドブルとの関係を維持。フォーミュラEとWECでタイトルを獲得している。先週のF1アイフェルGPでは、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンが新型コロナウイルスで未確定との検査結果が出たため、交代が必要な可能性があった。その際、セルジオ・セッテ・カマラはスーパーフォーミュラ参戦にむけてすでに飛行機に乗っており、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコはニコ・ヒュルケンベルグと連絡をとっていた。最終的にアレクサンダー・アルボンは陰性との検査結果が出たためレースに出場することができたが、ニコ・ヒュルケンベルグは体調不良のランス・ストロールに代わって急遽レーシング・ポイントから予選から出場。決勝では8位でフィニッシュした。