レッドブルは、ルノーがエンジンを改善させるまで、“ダメージリミテーション”に徹するつもりであることを認めた。レッドブルは、F1バーレーンGPでダニエル・リカルドが表彰台まであと一歩の4位、セバスチャン・ベッテルは6位でフィニッシュ。メルセデスの差はさらに広がった。
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「我々は初めて適切なペースをみせられたと思う」とコメント。「このトラックは予てからメルセデス・エンジンに有利なサーキットになりそうだったし、トップ8に7台のメルセデス勢が入ったのは偶然の一致ではない」レッドブルは、メルセデスに手の届かないところまで引き離される前に、ルノーがパワーユニットのエネルギー回生の特性を改善するために前進することを望んでいる。その一方で、クリスチャン・ホーナーは、レッドブルはメルセデス・チームにパワーアドバンテージがあるサーキットでもそれなりのポイントを獲得できたことを喜んだ。「我々は、今週末ここでやれる最大限を得ることができた。ダニエルは、13番手スタートから表彰台にかなり近づいた。素晴らしい走りだった」「セブはタフな午後を過ごしたし、彼にとって力強い週末ではなかった。彼は予選で問題があったし、レースは直線スピードにかかっていると感じていた」「なので、数ポイントを獲得できたことは、様々な点で被害を最小限にとどめたといえる」「だが、我々はレース終盤、特にダニエルがかなり競争的だったので、励みにとして受け入れることもできる」「だが、メルセデスに対して縮めなければならないギャップは小さくはない」