レッドブルは、F1シンガポールGP決勝レースで、デビッド・クルサードが7位、マーク・ウェバーはリタイアだった。シンガポールGPは、レッドブルにとっては不運なレースとなった。ネルソン・ピケJr.のクラッシュの直後、2台のレッドブルはセフティカーが入る前にピットストップを行い、アロンソのあとでコースに復帰した。しかし、マーク・ウェバーはギアボックストラブルでリタイア。表彰台も狙えたデビッド・クルサードは、2回目のピットストップで、給油リグが抜ける前に発進してしまいタイムロス。結果7位でのフィニッシュとなった。
デビッド・クルサード (7位)「今年2回目のポイント獲得となったので、今日のリザルトには満足するべきだろう。2回目のピットストップに関してだが、メカニックたちは今年も本当に良く頑張ってくれていて、土曜日の午前中の仕事ぶりも素晴らしかった。だから、ぼくは彼らのせいにするつもりはない。レースには良くあることだ。メカニックの間に誤解があってロリポップが出たのでぼくはスタートしてしまったが、こういうこともあるんだ。幸い今日はポイントを獲得することができた。驚くほどバンピーなコースだった。ターン7へのブレーキングは視界が悪く、死ぬほど暑かった」マーク・ウェバー (リタイア)「7速のギヤがダメになって、その後、5速がダメになった。ぼくはフェルナンド(アロンソ)よりも遅い2回目のピットインで、素晴らしい結果を出せるところだったので残念だ。アロンソが優勝、ぼくが2位で表彰台に上れれば素晴らしかったのにね。セイフティカーはラッキーだったが、最終的にはうまくいかなかった。第2スティントのペースが良く、好調だった。今回のグランプリはとても良かったと思う。もっとナイトレースを増やすべきだと思う」 クリスチャン・ホーナー「良いタイミングで燃料補給とクルマの作業を.終え、ピットレーンがクローズになる前に2台をコースに送り出すことができだ。最高のポジションだったので、今年初めてのメカニカルなトラブルがレース中に発生してマークが表彰台を取り逃したのは本当に悔しい。その後のデイビッドは素晴らしいレースを戦った。レースの大半をルイス(ハミルトン)を抑えて走り抜いたが、ピットインの周回でフェルナンド(アロンソ)がピットレーンから彼の前に飛び出してきたために3秒タイムロスしてしまった。最後のピットストップでもタイムロスしている。それがなければデイビッドは4位も確実だった。7位でカナダ以来のポイント獲得とはなったが、残念な気持ちが残った。優勝者のフェルナンドとルノーにおめでとうと言いたい。デイビッドの最後のピットストップの際に跳ね飛ばされた技術者は足首の靱帯を痛めて親指に火傷を負ったが、それ以外の怪我はなかった」 ファブリス・ロム、ルノー・プリンシパルエンジニア「非常に悔しい結果に終わった。マークの2位完走は確実だったので、非常に残念だ。デイビッドももっと上のポジションでレースを終えることができたはずだが、2回目のピットストップから出てきたフェルナンド(アロンソ)に道を塞がれてしまったために、台無しになってしまった。レースに優勝したルノーはとても良く頑張ったと思う。おめでとう」