ポルシェジャパンとポルシェカレラカップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、2009年より実施している「PCCJスカラシッププログラム」の継続にあたり、2019年のPCCJへシリーズ参戦するポルシェジャパンジュニアドライバーとして笹原右京(22歳)を選出した。書類選考および面接を経て選ばれた3名のドライバーの最終審査は、富士スピードウェイにてPCCJレースカーである911 GT3 Cupのドライビングによって行われた。
PCCJ委員会およびPCCJドライビングアドバイザー影山正美によるラップタイム、ドライバーとしての資質や環境、英語力など総合的な審査をした結果、笹原右京をポルシェジャパンジュニアとしてサポートすることが決定した。笹原右京は、2003年にカートレースからレーシングドライバーとしてのキャリアをスタートさせた。国内外のシリーズで多くのタイトルを獲得した後、2012年に渡欧し現地のカートレースでも活躍を見せまた。2013年からはフォーミュラルノーに参戦して2015年には同シリーズの2.0NECカテゴリーにてランキング3位に入り世界各国のレース関係者から大きな注目を集めた。2016年からは再び日本国内に戦いの場を移し、鈴鹿サーキットレーシングスクールフォーミュラのスカラシップを獲得。ホンダフォーミュラドリームプロジェクトのドライバーとして2017年にはFIA F4でシリーズ2位、2018年は全日本F3選手権でシリーズ3位の成績を収めている。ポルシェジャパンジュニアとして新たなチャレンジに挑む笹原右京は「まずは今シーズンのPCCJチャンピオン獲得を目指します。そしてポルシェモータースポーツのオーディションを勝ち抜いて、ドイツでのポルシェジュニアドライバーになり、最終目標は日本人初のポルシェワークスドライバーに選抜されることです。この道を切り開いていくための努力は惜しまないつもりですので、応援をよろしくお願いします」とコメントした。笹原 右京(ささはら うきょう)■車両:Porsche Japan Junior Program (ゼッケン19番)■生年月日:1996年4月24日(22歳)■出身地 :群馬県■レース戦歴:2018年 全日本F3選手権 (シリーズ3位) 2017年 FIA F4 (シリーズ2位)2015年 フォーミュラルノー2.0 NEC (シリーズ3位)2014年 フォーミュラルノー2.0 NEC (シリーズ6位)2013年 フォーミュラルノー2.0 ALPS今年で19シーズン目を迎えるPCCJ は911 GT3 Cupで争われるポルシェカレラカップジャパンは「世界最速のワンメイクシリーズ」として知られ、現在日本国内で行われているワンメイクレース中、もっとも長きに渡り継続開催されている。2019シリーズもSUPER GT 及び F1日本GPといったビッグイベントのサポートレース開催を中心に、6イベント11戦によって争われる予定。PCCJは厳格なレギュレーションのもと、完全なイコールコンディションで争われている。プロを目指す若手ドライバーの登竜門としても知られ、これまでも多くのPCCJ参戦経験者がSUPER GTなどのカテゴリーへ羽ばたいている。
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