トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、F1初表彰台となる2位でフィニッシュしたF1ブラジルGPのレースについてトップ3記者会見でインタビューに答えた。今年レッドブル・ホンダのドライバーとしてシーズンを迎えたピエール・ガスリーだったが、成績不振を理由に夏休み後にトロロッソ・ホンダに降格させられた。しかし、古巣で自信を持ち戻したガスリーは、波乱の展開となったF1ブラジルGPでルイス・ハミルトンを抑えて2位でフィニッシュ。F1初表彰台を手にした。
「F1での私の最初の表彰台だ。決して忘れることはないのは確かだ。とても特別な瞬間だ。どうやって言葉にいていいのかからない。とても感情的だ。トロロッソと一緒にそれを手に入れることができたこともね。彼らは僕が復帰して以降、素晴らしいクルマを与えてくれていた。ホンダのためにもうれしい。トロロッソにとって素晴らしい日だ」とピエール・ガスリーはコメント。「(ジュニアカテゴリーで)表彰台には何度も上がったことはあるけど、忘れてしまうものだ。このような感情、戦いがモータースポーツの好きなところだ。最後まで自分のことを信じ続けた。彼ら(フェルスタッペンとハミルトン)が戦っているのを見えたので、できる限りプッシュしていたし、そしてチャンスが訪れた。ルイスとの最後のバトルも素晴らしかった。できる限りスピードを上げようとした。スタッフにおめでとうとありがとうを言いたい」「緊張していた。エンジニアにエンジンが持っているすべてを提供するように言ったけど、それはホンダの進歩がなければ不可能だったと思う。とても幸せだ。本当に何て言えばいいのわからない」「人生で最高の日だ。子供の頃、F1に参加することを夢見ていて、実現したときはそれが人生で最高の日となり、その後は初表彰台を夢みていた。正直に言うと、実現するとは思っていなかった」「シーズン後半にトロロッソと戻ってきた。自分自身に取り組み続け、チームをできる限りプッシュしていたし、年末までにできるすべての機会を最大限に活用する必要があるち彼らに伝えていた。そして、今日は僕たちにその機会がやってきた」「僕たちはトップチームの後ろの7番手で力強いレースをしていたし、そのあと彼らとの戦いが始まった。最初はフェラーリだった『OK、これはバーレーン2018年の4位のときにとてもよく似ているな』と思った。そしてルイスが何かを試すだろうことはわかったいた。そして、なんとか2人を抜くことができた。非常に強烈なフィニッシュだったし、F1で初めての表彰台を獲得するのは信じられないほど素晴らしかった」「6番手からスタートして、週末を通してクルマの調子が良かった。自分が望んでいた通りのマシンを手に入れていたと思う。再びベスト・オブ・レストでレース終えることができれば、僕たちにとって素晴らしいと思っていた。それが、私たちがやっていたことだ。レース全体でペースは良かった。後続とのギャップをコントロールしていたし、常にかなり安全なマージンを築いていた。とてもうまくプッシュできていた。レースのスタートでさえ、アルボンやシャルルにそれほど引き離されていないことがわった。本当にこのクルマはうまく機能していたと思う。セーフティーカーでは『OK、何が起こるか見てみましょう』という感じだったし、そこに留まって、何かが起こったときには最大限に活用しようとしていた」表彰台からの眺めについては「クレイジーだった」とピエール・ガスリーは語る。「F1に参戦するドライバーはみんなそれに慣れている。下位カテゴリーで表彰台に上がることに慣れているけど、F1に参加した後はそれが懐かしい気持ちになる。本当にそれを恋しく思っていた。最後の表彰台は2016年にチャンピオンを獲得したF2のときだった。特にF1で経験したいことだった。今日はF1で最初の表彰台でマックスとルイスの中間の2位…とにかく本当に嬉しいし、驚くべきことだ。そして本当に感動的だ」ピエール・ガスリーはファイナルラップのチェッカーまでルイス・ハミルトンから激しいプレッシャーを受けたが、わずか0.062秒前でラインを通過した。「激しかった。初表彰台が見えてきて、背後に限界までプッシュしているワールドチャンピオンがいた。全力で守ろうとしていたし、最終コーナーを立ち上がって、とにかく全開で、エンジンがすべての馬力を出してくれることを願っていた。オーバーテイクボタンを押して、コックピット内で体勢を低くしようとしていた。彼のフロントウイングが見えて『どうか抜かないでくれ』『抜かれたら怒るぞ!』という感じだった」「本当に2位を守りたかった。ホンダは過去数ヶ月で本当に改善したと言わなければならない。この進歩がなければ、メルセデスを抑えて2位になることは不可能だった。とにかくすごい。今日、僕たちににはホンダにありがとう、おめでとうとしか言えない」「今シーズンだけでなく、彼らはF1に復帰して以来、厳しい時期を過ごしても開発を続け、懸命に仕事を続け、アップグレードをもたらしてきた。うまくいったものもあれば、そうでなかったものもあるけど、最終的に彼らは最も改善した人たちだ」「彼らの姿勢と仕事はとにかく信じられないし、彼らは僕がスーパーフォーミュラにいた頃から何年も僕のことをサポートしてくれている。彼らとの旅の一員になれたことは素晴らしいことだし、今日マックスと1位と2位になれて本当に嬉しい。この結果を彼らに与えることができて本当に嬉しい」いつ表彰台を獲得できると思ったのか?フェラーリの同士討ちの後、それともアルボンのスピンの後?「いやいや、僕は狂った男ではない。僕は客観的だ。バルテリのリタイアの後、僕たちは6番手だった。僕たちにはそこにとどまるペースがあることはわかっていたので、大丈夫だと思った。リスタートで何か試してみることができるかどうかを確認するつもりだったけど、ペース的にはそれが当時の場所だったし、フェラーリの同士討ちによって4番手になった。リスタートでもう一度トライする機会があるかもしれないと思った。実際、ルイスがピットインしたので、僕は3番目だった」「その時は、セーフティーカーがもう少し長くなることを望んでいたと言わなければならない。セーフティーカーの後ろでラインを越えても構わなかった。そして、リスタート後は、もちろん新しいタイヤのルイスが勝利を目指して走り、すぐに追い越そうとすることを知っていたので、とにかくついていって、機会があればそれを掴もうと思っていた」「時々、物事が自分の望むように機能することがあるし、そうする必要がある・・・2番目だった...